玉村豊男氏が立ち上げたワイナリー「アルカンヴィーニュ」。
彼はワイン醸造家などを育てるスクールも経営しており、荒れた農地の回復や今後の日本ワインを担う人材を育成しているという凄い人
比較的安価なワインが多いアルカンヴィーニュに訪問してみました
同氏が立ち上げたワイナリーにヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリーがありますが、あちらは自社畑でワインを作成する所謂「ドメーヌ」もので、アルカンヴィーニュは日本の決まりで収穫量が2000リットルのワインを造れるまでに満たないとワイナリーを持てない為、将来ワイナリーを持つために農地を開墾している農家や、ワイナリーは持たずに栽培することを極めたいという農家などからブドウを買い取って自社ワインを醸造したり、委託醸造を受けたりして、自社畑を持たずに6次産業化に貢献しているワイナリー。
つまり「ネゴシアン」的な要素を持っているワイナリーです。
自分だけではなく、かなり未来の地域の事も思って事業を始めるとは凄い男がいたもんだ…あんたが一番、わたしは二番。
試飲はその時に出している6種類あるうち5種類1,000円か2種類500円を選ぶことができます。
本日は
メルロー
ブラッククイーン
ルージュ
巨峰ロゼ
シャルドネ
ブラン(竜眼とシャルドネ)
執務室のような建物の内観。
香り当てクイズもり、どの香りか4問正解すると試飲が付いてくるんだったかな?
そういった参加型の試みがあるのは楽しい。
試飲は6種類ですが、1,000円で5種類と1つを切り捨てないといけません。
ワインの能書きを読んでみても飲んでみないとわかりませんので、スタッフのお兄さんにオススメを選んでいただいた結果、ルージュが脱落。
シャルドネは香りと味わいが薄く、甲州みたいな感じでした。
2,000円くらいあったらコストコでそれなりの白ワインが2本買えるし、もっと味わいが深い方が好み。
ブラン(竜眼とシャルドネ)は特に感想無し。
巨峰ロゼが一番キャラが立っていた。
香りは巨峰で甘いのに辛口と予想を裏切りつつ美味しく飲める。
巨峰の町なので、甘くない巨峰ワインで頑張って欲しい。
やはり一番人気らしく、すぐに売り切れてしまうとか。
メルローは悪くはないですが、これも特徴が少ない。
ブラッククイーンは独特な香りと味わい。
やや生臭いようなビオ感がありました。
どれか1本選ばないと世界が滅びるとしたら、やはり巨峰ロゼを選びたいです。
この辺りでワインやブドウづくりをしている人は他県からの方がほとんどだそうです。
スタッフのお兄さんも他県から来られているそうです。
これからも日本有数のワイン作り県の巨峰の町でキャラの立ったワインを作り続けて欲しい。
お店はこちら
アルカンヴィーニュ
[…] ガーデンファーム アンド ワイナリー(アルカンヴィーニュ)から独立した方です。 […]
[…] これはジオヒルズワイナリーオープン前のヴィンテージで、アルカンヴィーニュでの委託醸造ラストのワイン。 とてもフレッシュだがマイルド。 カシスやブルーベリー、杉のような香り。 味わいは黒果実と青々としげる草のような印象。 ジオヒルズでの自家醸造ワインも次回は試したい。 […]