久し振りに飲んだワイナリー。

ボルドーの泡自体をあまり飲まないのである意味新鮮です。

 

ワインデータ

ワイン名:Cuvée Royale Brut
生産地:France > Bordeaux
生産者:Jean Louis Ballarin (ジャン・ルイ・バララン)
品種:Sémillon (セミヨン), Muscadelle (ミュスカデル)
スタイル:Sparkling Wine(White)

ワイナリー

ジャン・ルイ・バララン社はクレマン・ド・ボルドーの中でもリーダー的存在で、同社の造り出すクレマンの品質への評価は非常に高く、2002・2003年度と2年連続で、フランスで行われるクレマンのみを対象としたコンクール 「コンクール・ナシオナル・デ・クレマン」にて金賞を受賞 しており、名実ともに“クレマン・ド・ボルドーのトップ生産者”といえます。

ワイン造りは、ガロンヌ川右岸の地下の洞窟にある自然の隠れ家(SHELTER)で行われます。20世紀初頭に石灰岩質の土壌から切り出された、地下30mにあるこのセラーは全行程4kmもあり、その低温の安定した状態で熟成を行うことにより、キメの細かい泡とスッキリとした酸の仕上がりが生み出されます。

この場所はワインの醸造と泡の育成にとって、非常に理想的な温度条件を備えているのです。また、100%自社栽培ブドウを使用しています。

このワインは

クレマン・ド・ボルドーの生産者としては非常に珍しく、ブリュット・ロゼ共に100%自社栽培のブドウを使用しています。
また驚いたことに、 ジャン・ルイ・バラランでは、ルミアージュ(動瓶)はいまだに人の手によって行われています。
ルミアージュとは、瓶詰め後やや下方に傾けたボトルを回すことによって、澱を瓶口に集める作業のこと。
最近では、シャンパーニュで一部しか人の手によって行われておらず、それだけ手間がかかって造られているクレマンなのです。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られており、クレマンのみが参加できるコンクールである、 「コンクール・ナショナル・デ・クレマン」での入賞歴も華々しく、過去8回入賞、2000年には金賞も獲得しています。

ソーヴィニヨン・ブラン(10%)
セミヨン(60%)
ミュスカデル(30%)

エノテカより

テイスティング

透き通った輝きのあるイエローゴールドの色調が目を引きます。
まずレモンやライムといった柑橘系の爽やかな香りが広がり、次にほのかに蜂蜜の甘い香りが優しく漂います。
さらに、ミネラル感がありイースト香がほのかに感じられ、香りに深みを与えています。
味わいは、辛口でありながら非常に飲みやすく、酸味はしっかりしていながらも柔らかく感じられます。
泡も繊細で、口当たりが非常に滑らかです。
レモンや青リンゴ、アプリコットのフルーティーな味わいが広がり、爽やかな中にも深みがあります。
余韻にはミネラル感とともに、ほんのりとしたコクのある味わいが残ります。

飲んだ日:2024-08-08
飲んだ場所:クープドール
価格:2,300円(EU圏で10ユーロ程度)
インポーター:モトックス

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