物凄い久し振りに飲んだワイナリー。

ワインメーカーの祖母の名前の付いたワイン。

 

ワインデータ

ワイン名:Simone Brut 1er Cru
生産地:France > Champagne
生産者:Champagne Paul Sadi (ポール・サディ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:Sparkling Wine(White)

ワイナリー

何よりもまず、これはヴィルジル・ポルティエとサディ・マロによって “ランスの山 “に刻まれた一族の歴史であり、それぞれの子孫によって受け継がれている。
ヴィルジルの曾孫にあたるジェローム・ポルティエはワイン商であり、ポール・サディ・ラベルの創設者である。

ブドウ畑はランスのモンターニュ・ド・ランスの丘の中腹という絶好のロケーションにあり、ピノ・ノワールとシャルドネ…2つの高貴な品種の栽培を可能にしている。

この地域で最も多く栽培されているピノ・ノワールは、比類のない果実味とフルボディでよく知られており、シャンパーニュ地方の他の地域で栽培されているものとは品質が異なります。
ボーモン・シュル・ヴェズルとヴェルジーにある畑はグラン・クリュに格付けされており、この特別な土壌がシャンパーニュにミネラルと繊細さをもたらしている。

キュヴェを通して語られる家族の歴史。
最終的に、プルミエ・クリュに格付けされているヴィレール・マルメリーの区画では、シャルドネ種のみを生産している。

ヴィルジル・ポルティエは、第一次世界大戦後に破壊されたボーモン・シュル・ヴェズル村の復興に尽力し、その後、弁護士の事務員として、また優れた先見の明を持って、20世紀初頭にブドウ畑を購入した。
最初のセラーを掘らせ、1924年にラベルを立ち上げ、最初のボトルを販売した。
その後、ヴィルジルは8haの畑を子供たちに譲った。
ポールは1962年に妹と共に後を継ぎ、1986年にはポールの息子ジャン・ルイが他の親族と共に引き継いだ。

セラーは代々拡張されていった。
ドメーヌに隣接し、風を防ぐ塀に囲まれたヴィルジールの畑は1993年に植樹された。
2000年初頭には、ジャン・ルイの妻であるマルティーヌ・ポティエが所有するヴィレ・マルメリーの畑が、一族のドメーヌに加わった。

2012年以来の伝統の更新、両家による独立の強い意志が、ジャン・ルイとマルティーヌの息子ジェローム・ポルティエに、新しいレーベルを立ち上げさせた。

現在ドメーヌでは、除草剤に頼ることを避けるため、畑の60%に覆土をしたり、地上での作業(インターセプト)を試行するなど、持続可能な栽培の原則のいくつかが適用されている。
ブドウは4000キロの伝統的な圧搾機で圧搾される。
醸造は、キュヴェ・オマージュではステンレスタンクと金属タンク、キュヴェ・シモーヌではオーク樽、ヴィルジルの囲われた畑ではブドウの木用のタンカーで行われる。
ジェロームが日々の経営と商品化、醸造を担当する一方、パートナーのマグデリーヌ・ロワゾーは経理を担当し、人的資源と畑を管理している。

このワインは

アシェット・ガイドで1つ星を獲得したブラン・ド・ブラン、シモンヌ。
アシェット誌で1つ星を獲得したシモンヌは、繊細でウッディなアクセントが舌の肥えた美食家を唸らせる。
80%2019年収穫、20%リザーブ2018年、2017年、2016年。
熟成:14カ月、半分はタンク、半分はオーク樽(マロラクティック発酵)。
瓶詰め:2020年6月
デゴルジュマン:2020年9月
ドサージュ:8g/L

“キュヴェ・シモーヌは、私の母方の遺産を前面に出したいという思いから生まれた。
ヴィレ・マルメリーの土地を愛情を込めて耕した祖母の思い出を称えるためには、その繊細でありながら主張の強い個性を尊重できなければならなかった。
そこで私は、まずタンクでマロラクティック発酵させ、次にタンクで発酵させるという2段階に分けてワインを造ることにした。
マロラクティック発酵、そして2度目の樽熟成を行う。

テイスティング

黄金色。
強いナッツの香り。
樽が物凄く効いている。
味わいもパワフルで、単品で飲むよりもアテが欲しくなる。
クリーミー。

飲んだ日:2023-11-17
飲んだ場所:switch
価格:7,000円
インポーター:ヌーヴェルセレクション

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