ビール一つ一つに物語がある大阪では有名な西成区のブルワリー。

ドイツのスチーム・ブリューを思い出しました。
オレンジ果汁が…

 

ビアデータ

ビール名:西成ライオットエール
生産地:日本 大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-10-2
生産者:DERAILLEUR BREW WORKS
アルコール:5%
IBU(苦さ 平均15~20):35
モルト:
ホップ:センテニアルとシヌック
タイプ:アメリカンペールエール
価格:453円
インポーター:

ブルワリー

Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)は朝から酒を楽しむ街「AREA2470=ニシナリ」にこだわり、西成ライオットエールのレシピを再現するために設立された、クラフトビール工場と企画運営チームの集合体です。
フランス語で「道を外す者=生き方を自分で選ぶ者」を意味するディレイラを冠し、常識や一本道に囚われない発想やマインドで、ビールを作り続けていくことを信念としています。
ひとつひとつのビールには、それぞれ込められた思いや背景があります。
誰が、何のために醸したのか。
どんな想いで醸したのか。
悔しかったのか、喜んで欲しかったのか。寂しさを癒やすためだったのか、または、怒りだったのかもしれません。
届けたかった、伝えたかった、思いや背景を、私たちは、ビールの味だけでなく、ラベルのデザインもすべて活用して、伝えていきたい。

人生の数だけ、物語(ストーリー)があるように。
醸されたビールの数だけ、物語がきっとある。
言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙が、しばしば人を説得する。
だけど、沈黙だけじゃ、伝えきれない想いが溢れるのなら。そっと、物語(ストーリー)に想いを乗せればいい。
ほろ酔うみなさんのそばで、物語とともに。味わってもらえたい、ビールがここにあります。

このビールは

1990年、内気なポートランドの女子高生、エミリー・スコットは、30リットルのリュックサック一つを背負い、大阪のニシナリという町にやってきた。
スクールの人間関係に悩み、全ての関わりを避けるように不登校を続けていた彼女は、若き頃旅人だった父の勧めた、人情の街『ニシナリ』を選んだ。
自分の何 かを変えるために、自分が誰かに影響を受ける感受性があることを、そして誰かに影響を与えることのできる存在であることを確かめるために。
彼女は日常のように起こるRiot(暴動)の夜を傍観者のように眺め、翌日の朝、投げつけられ、散乱したビール瓶を一人で拾い集め、 そこに花を一輪差し、道路の隅に並べていった。
毎日、毎日。
1ヶ月を過ぎた頃、ヤマトとオオサキという2人の青年は、花を差し続ける彼女をみて、何をしているの?問いかける。
もう、争いを見るのは嫌だから、せめて武器ではなく、花を育てる器にもなるんだ、ってところを知ってもらえたらいいなあって思って。
そう答えるエミリーに、ヤマトとオオサキは笑いながら続けた。
俺たち、酒を作ってるんだ。


みんながその酒を酌み交わしながら、仲良く話し合えるそんな酒を。
憎しみ合うんじゃなくて、戦いあうんじゃなくて、ただ向かい合って笑い合えるそんな酒を。
エミリーの故郷の酒、ビールなんだろ、教えてくれないか?一緒に作らないか、そんな酒を。
エミリーがニシナリを離れるまでの3ヶ月、試行錯誤でレシピを作り、ヤマトとオオサキは周りのみんなにそのビールを振る舞い続けたという。
いつのまにか、ニシナリはRiot(暴動)の起こらない街へと変貌をとげた。
今、そのビールを、当時の青年たちが、ヤマトとオオサキたちが、作ったであろう、飲み交わしたであろうレシピをペールエールで再現。
笑い合える酒。西成ライオットエール。

テイスティング

濁りブラウン。
黒砂糖の様な甘い香りにほんのわずかにミカンの香り。
酸味あり。
モルトの甘みもあるが…酸が結構あるな…
飲んでから成分を見たらレモン果汁が含有されていた…お前か!

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