福袋を購入すると執拗に各社シャトー・ラグランジュを送ってくるので、毎年ヴィンテージ違いで入手できる人生です。


サントリーの資本が入ってからは味は当然美味しいですし、非の打ち所がないわけですが、たまには違うワインも福袋に入れて欲しいものです。
それでも飲むとやはり凄いなと思うのがボルドーメドック3級の実力でしょうか。

ワインデータ

ワイン名:Ch. Lagrange
生産地:France > Bordeaux > Haut Médoc > Saint Julien
生産者:Ch. Lagrange (シャトー・ラグランジュ)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ), Petit Verdot (プティ・ヴェルド)
スタイル:Red wine

ワイナリー

フランスはボルドーのメドック地区に位置するシャトー ラグランジュ。
その歴史は古く、17世紀初頭には、すでに王室砲兵隊輜重隊長のジャン・ド・ヴィヴィアンの所有だったことが古文書に記されています。
「ラ・グランジュ」というのは「自立した小さな集落」の意味で、17世紀のワイン地図に、すでにその名が登場。
19世紀には、ルイ・フィリップ朝で内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、当時のボルドーでも指折りの規模の醸造設備が整えられました。
生産量も大きく伸張。
畑の土の中に素焼きの土管を埋め込み、水はけを良くする設備も伯爵が考案したものです。
そして、1855年、パリ万博の時に制定されたボルドー・メドックの公式な格付けで「グランクリュ第3級」として格付けされました。

このワインは

暖冬と3月の好天で平年より一週間早い萌芽。
その後5月の低温で開花は平年並み。
6月前半の天候不順でメルロで一部結実不良発生。
カベルネの開花は天候に恵まれる。7/17に39℃の熱波があったが、6月末から8月まで全般的に低温が継続。
8月末から9月末と一ヶ月以上に亘り夏のような好天が継続。
雨は僅か2日のみで気温は平年比+2℃。
収穫期メルロは9/29に本格的な収穫開始。
10月に入っても好天が継続したのでカベルネは完熟を待ち10/7に開始。
23日間かけて、完熟したピンポイントでの収穫を行い10/17に終了。
ブレンド
カベルネ・ソーヴィニョン76%メルロー18%プティ・ヴェルド6%

テイスティング

黒い果実、ハーブ、ナツメグなどの香り。
濃厚ですが、フレッシュ感もある。
「安定している」という香りと味わいを体現しているボルドー。

飲んだ日:2018-10-25
買った日:2018-05
買った場所:ウメムラ Wine Cellar
価格:5,000円
インポーター:ファインズ

4 thoughts on “飲んだワイン シャトー・ラグランジュ2014 7点”
  1. 私も、別の福袋でこれが入ってました。
    エノテカの店員によると、2014,2015のラグランジュは買いだと言ってたので、もう少し置いておこうと思います。

    1. 安定した美味しさなのであると困らない1本なんですよね…確かに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!