最高にワインを楽しく飲めるダ マサで持ち込みの中にあったコント・ユーグ・ド・ラ・ブルドネ。
基本販売されているお店などを見ると、ビオの表記なのですが香りや味はビオっぽくなく、ごく普通に美味しいシャンパーニュです。
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ワインデータ
ワイン名:Brut Nature Blanc de Blancs
生産地:France > Champagne
生産者:Comte Hugues de la Bourdonnaye (コント・ユーグ・ド・ラ・ブルドネ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:Sparkling wine(White)
ワイナリー
海外にHPも紹介の文章もほぼ無く、輸入会社のヴォルテックスにも記載がない。(ヴォルテックスのHP自体が2014年6月から更新されていない)
ので、ネットで拾ったヴォルテックス(多分)による下記の文章が世界的にも貴重なワイナリーの紹介の様です。
少し長い名前ですが、創立者であり、現当主の名前です。
「コント」はフランス語で伯爵を表します。ブルドネ家はブルターニュ地方の貴族の家系で、ユーグの父はブルターニュに程近いロワールのシャトー・ド・ラ・ヴァレンヌを所有し、できる限り自然な製法でミュスカデを造っていました。(シャトー・ド・ラ・ヴァレンヌは歴史的建造物に指定されていますが、ブルドネ家は残念ながら、数年前にシャトーを手放されたそうです。)
ユーグは16歳の時に、母方の家族が畑を所有するシャンパーニュの地に移り、それまで大手ネゴシアンの親戚に任せていたブドウ畑を引き継ぎ、また少しずつ畑を買い足しました。
そして1982年に4haの畑(一部契約畑)と近隣の20軒ほどの契約農家からの収穫でシャンパーニュ造りをはじめ、マイクロ・ネゴスを立ち上げました。(年間生産本数は2万~3万本)
当初から、可能な限り亜硫酸を使わない、使わざるを得ない収穫年も極少量に抑える製法と、ドザージュをしないノン・ドゼの製法(シャンパーニュ地方では門出のリキュールに亜硫酸を加える場合があり、それを避けるため。)にこだわっています。
82年当時はノン・ドゼや亜硫酸を極力添加しない造りのシャンパーニュは異色の存在でしたが、パリのレストランの間で地道に評判となり、今ではポール・ベールやラシーヌといった自然派ワインの楽しめる人気ビストロをはじめ、予約困難とされる3つ星レストランのアストランスやインター・コンチネンタルパリのような5つ星ホテルでもオンリストされています。
シンプルで控えめなラベルには、13世紀の文献にすでに記載があったというブルドネ家の、十字軍士に由来する巡礼杖の紋章と侯爵の王冠があしらわれています。
テイスティング
洋梨、花、少しナッツの香り。
後半焼きリンゴ、ハチミツの香り。
酸は強くないが、しっかりとしたミネラル。
ビオだけどビオの味じゃない。
自分では選ばないけれど、他の人が持ってくるワインはいつも驚きがあって面白い。
飲んだ日:2018-07-20
飲んだ場所:ダ マサ
価格:6,500円
インポーター:ヴォルテックス