初めて飲んだと思われるワイナリー。
香りも果実味も感じられる甲州。
今後にも期待できそう。
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ワインデータ
ワイン名:Koshu
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:明野ヴィンヤード
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine
ワイナリー
日照時間日本一を誇る銘醸地・山梨県北杜市明野町で標高800mに位置する浅尾原の地に、中央葡萄酒で24年間ブドウ栽培を担当した赤松英一と栽培クラブの仲間たちが2021年4月に開園した新しいヴィンヤードです。
南アルプス連峰に向かって開けた西向きの傾斜地で、北に八ヶ岳、南に富士山を望み、心地よい風が吹き抜ける2haの農場では、欧州系ワイン専用品種を垣根で、甲州種を棚で栽培。
この地のテロワールを生かした高品質なブドウが生み出されます。
2022年の初収穫・初仕込みを経て、23年には6品種、9アイテムのワインとジュースを生産、24年に一般向け初リリースとなります。
私たちの最大の特徴は、ワイン愛好家が集まった「明野ヴィンヤードクラブ」の会員がブドウ栽培の主力を担うことです。
クラブのモットーは、人間と自然の共生、人と人との協同、地域との共存をめざして、楽しく活動すること。
個性的で多様な会員のつながりを求めて、つねに新しい会員を募集中です。
北杜市明野町は、地球温暖化が進む中で、近年多くのワイナリーがブドウ畑を開設している山梨県北西部に位置しています。
南アルプスの雄大な山々が眼前に広がる明野ヴィンヤード浅尾原農場は、南西向き斜面の水はけのよい2haの土地にあります。
四方を高い山に囲まれた地形がもたらす、日本一の日照時間と少ない降雨量、昼夜の寒暖差といった気候に恵まれ、ワイン用ブドウ栽培に最適な自然条件を備えています。
標高820mの農場では、夏でも涼しく乾いた風が、富士山を望む南から北の八ヶ岳に向かって通り抜け、ブドウがゆっくりと深く成熟できます。
この風向きに沿って南北に伸びた垣根では、欧州系の品種をシングル・ギヨ仕立てで、棚では日本固有品種の甲州をスマート・マイヨーガ仕立てで栽培します。
このワインは
凝縮感ある本格派 甲州
手塩にかけて育てられた甲州がポテンシャルを発揮
ほのかに変を感じさせる果実味と酸味のハーモニー
テイスティング
美しい黄金色。
この色合いは、甲州種のぶどうが十分に成熟したことを示しています。
香りは非常にしっかりとしており、甲州種特有のフレッシュなアロマが感じられます。
開けた瞬間に広がる香りは、果実味豊かな印象を与え、白ワインとしての魅力を存分に楽しむことができます。
甲州のフレッシュな柑橘系の果実香に加え、微かに感じられるフローラルな香りが、全体に複雑さと深みを与えています。
味わいに関しては、甲州としては珍しい高めの残糖が感じられ、果実味がしっかりと表現されています。
この残糖の高さは、遅めの収穫に由来するものでしょうか。
ぶどうの自然な甘さが際立っています。
その結果、ワイン全体に豊かなフルーティーさが広がり、非常にバランスの取れた味わいを楽しむことができます。
このワインは、余韻も中程度に長く、口の中に心地よい甘さと果実味が持続します。
非常に滑らかな口当たりで、飲みやすさとともに満足感を与えてくれます。
甲州種の特徴を存分に活かしつつ、少し異なるアプローチで作られたと思われるこのワインは、新しい発見と楽しみを提供してくれるでしょう。
特に軽めの前菜やサラダなどと合わせると、その魅力が一層引き立つでしょう。
飲んだ日:2024-06-05
飲んだ場所:ピザバーナポリ
価格:2,970円