虎ノ門で出店していましたが、オーナーシェフの奥方の地元であるこの辺りに移転。
東京にあった頃はコストパフォーマンスに優れたランチと併設の朝から販売しているパン屋が有名で、手軽なビストロ感が強かったのですが、こちらでは高級フレンチに転身。
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完全予約制で予約時にカード情報の入力をするのでドタキャンはできません。
「No Show」(無断キャンセル)ダメ、絶対。
以前は9,000円のコースもあったようですが、現在は11,000円と13,000円のコースのみ
大宮駅からの少し離れてるので歩くかタクシーか少し悩みますが、待ち合わせが現地でしたので10分程歩いて到着。
お洒落なおべべを着てヒールの高いくっくを履いているレディーと駅から行く場合はタクシー必須でしょう。
横に虎ノ門時代からのチェーン店のパン屋「ブラン・ア・ラ・メゾン」が先行開店しており、パンも買えます。
幾つかお土産に買いましたが、芳ばしい茶系のパンのみで、悪くないですが驚きはなかった。
入口は少々分かりにくいというかここでいいのか一瞬悩みます。
ドアにはボタンがあり、押すとお出迎えしていただけます。
カウンター6席とテーブル2人席が1つ。
オープンキッチンで広めで居心地はとても良い。
今回は11,000円コース。
埼玉をテーマにしてるので、埼玉の野菜や食器等にもこだわっており、深谷の煉瓦イメージの皿とか川口の鋳物イメージの皿とか色々と説明が面白い。
食器、カトラリーは名前を聞いた事がある所に依頼をしているそうでとにかく凝っています。
ペルスヴァルのナイフはストレートエッジなので、切れなくなったら研ぐらしいです。
色々なものに手がかかっている感じがします。
スズキが出てくるけどそれで出汁を取ったスープというのから始まります。
パテとかフォアグラを包んだ春巻きめいたモノが出てきます。
シャンパーニュとよく合います。
サバ料理は酢に漬けず、何回も酢にひたしてを繰り返して熟成させている様で、それに自然派なワインと合わせると、還元感と鯖の酸味がベストマッチでした。
こんな合わせ方があるとは。
舞茸と牡丹海老のスープが非常に美味しかった。
魚料理のスズキはあまり好みではなかったかな。
それ以外は全部ハイレベルでした。
エゾ鹿の火入れが丁度良く、ジューシーなお肉でした。
口直しはパンで作ったパンのアイスというイロモノっぽい感じでしたが、これはこれで美味しい。
〆はデザートか鶏だしの麺かという珍しい選択。
シェフと奥さんは接客の感じが良い若い夫婦です。
この周辺はフレンチがほぼ無く、大箱のお店が有名ですが、中々訪問する機会に恵まれず。
ここは身体に優しい味付けで、埼玉がテーマですし、こじんまりで居心地が良い。
大宮でフレンチならここ一択か。
11,000円のコースにサービスと税なんで約20%くらい上乗せ。
シャンパン4、オレンジワイン2、白2、赤2で2人で42,000円くらいでした。
このお店は
Blanc