山梨と言えば桔梗信玄餅ですが、アイスになったりもしています。

今回は黒ビールで登場。

 

ビアデータ

ビール名:桔梗信玄 Kuromitsu Black
生産地:日本 山梨県
生産者:ファーイースト・ブルーイング・カンパニー
アルコール:3.5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:ドライスタウト
価格:858円

ブリュワリー

ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。

1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。

このビールは

Far Yeast Brewing は、「桔梗信玄餅」などの製造・販売を手がける菓子メーカー株式会社桔梗屋(山梨県笛吹市、代表取締役社長:中丸純)とコラボレーションし、桔梗信玄餅で使用されている黒蜜ときな粉を使用し、すっきりドライに仕上げた『桔梗信玄 Kuromitsu Black』を6月14日(火)より新発売いたします。

■山梨を代表する和菓子“桔梗信玄餅”とのコラボレーション

Far Yeast Brewingでは、2020年からビールを通じて地元の事業者・生産者と一緒に山梨の魅力を発信する「山梨応援プロジェクト」に取り組んでいます。
桃やぶどうといった名産農作物のはねだしのB級品や育成過程で出てしまう摘果した果実などを廃棄せずにビールへと再生し、お客様の元へお届けすると共に、当社のSDGsへの取り組みとしても大きな意義を持つプロジェクトへと育ってまいりました。
さらなる社会的課題への取り組みと、より多くの方に山梨へと目を向けていただける製品造りの両軸を実現させるために、2021年6月、山梨県を代表する菓子メーカーの桔梗屋へとコラボレーションの打診をいたしました。
その際、桔梗屋の中丸社長も兼ねてからビール製造を検討していたということに加え、桔梗信玄餅の原料であるきな粉の端材が製造工程で大量に出るというお話をいただき、きな粉の端材を活用したコラボレーション製品が誕生することとなりました。

■製造工程で出るきな粉の端材を使用した食品ロス削減の取り組み
桔梗屋の製造工場でどうしても出てしまうきな粉のロス。
食品として品質に問題はなく、通常は飼料として再利用されていた一部を今回「お酒」へとアップサイクルしました。
桔梗屋よりきな粉のサンプル提供を受け、昨年秋、当社のパイロットブルワリーである東京醸造所にて300Lの試験醸造を行ない、『 KINACO DRY STOUT 』として直営店で限定提供。
品質とお客様からの反響に手応えを得、さらに桔梗屋・中丸社長のテイスティング・フィードバックをいただいた上で、この夏約1年を経て製品化を迎えました。

■黒蜜ときな粉を感じさせつつも、甘ったるくないドライな飲み口の本格的な製品に
『桔梗信玄 Kuromitsu Black』は、まさしく“桔梗信玄餅”を彷彿とさせる黒糖ときな粉の深い甘味と焙煎香が豊かなアロマとは裏腹に、甘ったるさを感じさせないすっきりドライでシャープな飲み口が特徴のドライスタウトです。
アルコール飲料としての美味しさや本格的な味わいにこだわるために、黒糖は煮沸後に加えて糖分を発酵で切らし、発酵終了後にきな粉を投入して香りを残すことで、“桔梗信玄餅”の風味とドリンカビリティの両立を実現しました。
さらに3.5%という低アルコールで、スタウトスタイルながらも飲みやすく、クラフトビアファンだけでなく、桔梗屋ファンの方々をはじめとした幅広いお客様にも気軽にお楽しみいただけます。

テイスティング

漆黒。
本当に信玄餅系なのかと思ったが、黒蜜が入っているだけあって確かに蜜っぽい香り。
きな粉の香りもするので、目隠しして香りを嗅いだら信玄餅と答えてしまうかもしれない。
味わいはドライ。
苦味は少なく、余韻は短い。
香り的出オチ?

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