インディア・キンモン・ラガーの略でIKLだとか。

苦さパワー14なのにしっかりとした苦味を感じます。

 

ビアデータ

ビール名:IKL (INDIA KINMON LAGER) “IS THIS COLD?”
生産地:日本 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.
アルコール:6.5%
IBU(苦さ 平均15~20):14
モルト:
ホップ:Simcoe、Galaxy、Talus
タイプ:コールドIPA
価格:389円
インポーター:

ブリュワリー

清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。

今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。

このビールは

この夏、SHIGA KOGEN HELLES!?、Fresh Hop Pils と、三年振りにラガーをつくってきたのですが、最後に、あの India Miyama Lager 的なものを、をつくろうかなと思いました。
今回は、自家栽培の “美山錦” ではなく、同じく昨年から自家栽培に挑戦をはじめた “金紋錦 ” をつかってみることにしたので、IKL (=India Kinmon Lager) ということに。
一方で、最近、”Cold IPA” なるものがでてきたのを聞いて、ちょっと調べてみたら、米などの副原料をつかって、ラガー酵母をつかって仕上げたものらしい。
「これって、India Miyama Lager 的、いや、元をただせば、北の人と一緒に2014年につくった “SUPER NIGA~I ” 的じゃん。」
と、思ったわけです。
でも、つかっているホップが、最近の IPA とかで人気の品種であることや、イーストの発酵温度も違うらしいです。
で、せっかくの限定だし、ちょっと新しい要素を取り入れてやってみたら、全くの新作になったとさ。

6.0%、IBU28。

計算上の IBU は低いですが、三種のホップ (Simcoe、Galaxy、Talus) を、最近のうちの IPA たちと同等以上にたっぷり。
ホップを加えるタイミングも、最新のIPA とほぼ同様。
一方で、デコクションとかクラウゼニングといった、ドイツ的な方法もつかってます。
味の方は、かなりドライでホッピーです。
でも、IPL とも イタリアンピルスナーとも違う感じ。

グレープフルーツ感が一番ですが、そこにパイナップルやパッションフルーツ的なニュアンスも。
いわゆるラガー的な香りは、あまり感じなれないのですが、キリッとドライなボディ感は、金紋錦とラガーのおかげ。
まあ、最近の傾向だと、このくらいでも「苦い」という人は多いのかもしれませんが、食中酒としては、このくらいがぼくらの好みです。
食事と一緒に、ゴクゴクいきたいやつ。
サラダとかから、揚げ物、鶏や魚のシンプルなグリルなどなど、守備範囲は広いと思います。

というわけで、飲んだこともない “Cold IPA” を勝手に想像して、そこからも刺激を受けた新作。
果たして、これであってるのかな?
IS THIS COLD?

アルコール度数 : 6.0%
ビアスタイル : Cold IPA?
限定 3610本

テイスティング

薄薄薄濁り黄金色。
穀物系の香りにホッピーな苦味を想起させる香り。
苦味しっかり。
味わいも穀物。
余韻長い。

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