ぼた餅味というラベルから、もっと尖ったきな粉とアンコの味わいや香りを期待していましたが、ごくごく普通のスタウトでした。

限定販売なのだからもっと冒険して欲しかったかな…

ビアデータ

ビール名:TANAKARA BOTAMOCHI STOUT
生産地:日本 三重県伊勢市
生産者:ISE KADOYA BREWERY × A.J.I. BEER Inc.
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20):30
モルト:
ホップ:
タイプ:スタウト
価格:660円
インポーター:

ブルワリー

伊勢角屋ブルワリー

大正時代より始めた味噌醤油醸造を背景に、1997年、クラフトビールに挑戦いたしました。 『伊勢から世界へ』『世界のビールファンを唸らせる』といった合言葉のもとに、 世界が認めるビールをつくることを誓い、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」の醸造をはじめました。
2000年にJapan Beer Cupで金賞を受賞したのを皮切りに、2003年には日本企業で初めてとなるAIBA金賞とベストオブクラスウイナー賞を受賞し、その後も、WBC、BIIA、WBA、IBAなど多くの国際大会で受賞を重ねることが出来ました。

この間、いろいろなシーンで、皆様方にお支えいただき、励まして下さいましたことを本当に有難く思っています。
おかげさまで、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」は国内の多くのクラフトビアバー様、酒販店様でお取扱い頂いております。
「伊勢角屋麦酒おいしいね」と言ってくださるファンの皆様方のご期待に沿えるよう、これからも自らに高いハードルを課し、地道な作業と、弛まぬ挑戦を続けていきたいと思います。

箕面ビール

箕面ビールは、箕面の地で生まれたローカルビール。
それは“特別なビール”ではなく、 デイリーなビール。
今の製造方法の形が絶対ではありません。
「目で見て香りを確かめ、自分たちの舌で確認する。」それは私たちが毎日行うすべての作業の中で最も重要な事です。
そしてそれを共有し、さらに自分たちの知識と経験を積んでいく。
「ビールを醸して、人を醸す」ために。ビールを造る作業は決して楽ではありませんが、美味しいビールが出来た時、そのビールをお客様が美味しいと言ってもらえた時、その一瞬に出会う為に今も毎日、試行錯誤を繰り返しています。
原材料も農作物。
それは当たり前で毎年出来るものは違います。
それに合わせてもちろんレシピは変えます。
ただ、クラフトだからこそ、そういう違いも楽しめたらと思っています。
また私たちは季節感も大事にしたいと思っています。
夏には「桃」を。冬には「柚子」を。農家さんと収穫から一緒にお手伝いしながら、私たちもその年その年を楽しんでいます。
ぜひ、そんな季節感も一緒に皆様にも楽しんでいただきたいと思っています。
ビールは造りだけがすべてではありません。
タンクの洗浄から設備の清掃・管理。
瓶詰、樽詰め、発送業務から事務に至るまで、ビールに携わっている以上はスタッフ全員がチームです。
その中でもサービングはビールのそれぞれの特徴をさらに引き出してくれるポジションです。
箕面ビールはろ過、熱処理を行っていません。
樽のビールももちろん同様。
樽の中ではビール酵母がゆっくり眠っています。
酵母もビールに大事なフレーバーの要素の一つ。
ビールを美味しく注ぐにはガス圧や注ぐスピードも大事です。
ビールスタイルに合わせて美味しい1杯をお届けします。
箕面は滝と紅葉、ちょっとやんちゃなおさるが名所の緑豊かな土地です。
ビールが造られたあとの麦芽粕は地元の農家さんに牛や鶏の飼料として全量引き取っていただいています。
またその鶏から生まれた卵はWAREHOUSEでお買い求めいただけます。

また毎年開催してます「創業感謝祭」は地元の自治会の方々と共催のお祭りです。
箕面だから出来ること、まだまだ沢山増やしていきたいと思っています。
箕面ビールのスタッフはもともとビール経験がないスタッフばかりです。
ただビールを愛してやまない熱いスタッフたちです。
同じ意識を持った仲間だからこそ、出来るビール。それが「箕面ビール」です。
私たちにはまだまだ造りたいビールが沢山あります。
社是でもある
「・まじめに丁寧に誠実に、そして楽しむ」
「・味に究極はなく、味とともに歩む」
「・世界は意外と近くにある」
をモットーに箕面で私たちが造るビールを一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

このビールは

関西を代表する箕面(みのお)ビールとのコラボ。
何を仕込もうかと考えた末、伊勢角屋麦酒の祖業・二軒茶屋餅の歴史と、箕面ビールを代表する黒ビール「STOUT(スタウト)」を組み合せよう!と、餅米、きな粉、あんこの原料を使い、PastryStout(ペイストリー・スタウト)を作りました。
ペイストリーとは、菓子パン類を指す言葉で、甘くて濃くリッチなお菓子のような味わいのスタウトを総称してそう呼ぶようになった、新しいビアスタイルです。

きな粉、あんこをどのタイミングで投入すれば、香りや味わいを感じていただけるのか考えた結果、熱湯で溶き、煮沸することなく、ワールプールの際、麦汁に加えることにしました。また、あんこの感じをしっかり残し、さらに乳糖を加えました。あとはきな粉・あんこ・餅米の個性的な味わいのバランスをとりながら、箕面ビールのブルーマスターと調整しました。

ほんのりきな粉の香りに、ローストバーレイ*の酸味を帯びた香りが広がり、アルコール感が立ち上ります。砂糖の甘くすっきりした後には、ほんのりあんこが見え隠れしながら、きな粉の粒子が舌の上に感じられます。スタウトの焦げたニュアンスやモルトの甘みをまとめ上げ、きな粉餅(きな粉 + あんこ + 餅)のイメージが湧くスタウトになりました。

*ローストバーレイ:未発芽の大麦を220~230℃の超高温で焙煎したもの。

テイスティング

濃い濃いブラウン。
薄いコーヒーの香り。
薄味ですっきりとしている。
コーヒー味。
ぼた餅感はゼロでした。

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