元々山梨のワイナリーだったのが、北海道にもワイナリーを構えたのが千歳ワイナリー。

スッキリとした香りと味わいのケルナー。


 

ワインデータ

ワイン名:Kerner 北ワイン ケルナー
生産地:Japan > Hokkaido
生産者:北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー
品種:Kerner (ケルナー)
スタイル:White Wine

ワイナリー

千歳ワイナリーは1988年、山梨県勝沼町(現・甲州市)にある中央葡萄酒株式会社の第2支店 グレイスワイン千歳ワイナリーとして北海道千歳市に創業。
世界水準の国産・自社製ピノノワールの醸造を目指し北の銘醸地に醸造拠点を設けました。

その後、2011年にグレイスワインより分社独立。
北海道中央葡萄酒株式会社 千歳ワイナリーとして、北の産地に特化したワインの品質を高める努力を重ねています。

はじまりは千歳の大切な作物である千歳産ハスカップを使用した醸造酒の製造から。
耐寒性が強くブルーベリー様の濃い紫色の小さな実を着けるハスカップは、世界でも唯一北海道で栽培されている特産果樹です。
定番商品のハスカップスイートが人気のほか、2014年からは瓶内二次発酵で造るハスカップスパークリングの試験醸造・販売が始まりました。

ブドウ栽培は1993年から。
日本のリンゴ栽培発祥の地であり、古くから果樹栽培が盛んな余市町の契約畑でピノノワール、ケルナーの栽培を行っています。
契約農家は日本のピノノワール栽培の第一人者である「木村農園」ただ1軒。
栽培面積は1.5haからはじまり、現在はおよそ2haの区画で同2品種が栽培されています。
木村農園産のピノノワール、ケルナーは千歳ワイナリーのメインブランド「北ワイン」として醸造・販売を行っています。
2012年収穫のピノノワールからは樽熟成中の官能検査結果を踏まえ、優れた数樽を選抜して造るピノノワールのフラッグシップワイン「ピノノワール プライベートリザーブ」の展開を開始しました。
これにより更なる酒質の向上を図り、北海道産ピノノワールが持つ新たな可能性に挑戦しています。

昨今、日本ワインはブームとなって熱を帯び、また時を同じくして甲州が世界でその酒質が認められ、世界の銘醸ワインの中に名を連ねる時代が訪れました。
千歳ワイナリーは木村農園と共に高品質なブドウ栽培によるワイン造りを大切にし、北海道という世界におけるひとつの産地形成の一翼を担いたいと考え、その可能性にチャレンジしています。

余市町登地区「木村農園」
北海道の日本海側に突き出た積丹半島の東に位置する余市町。対馬暖流の末端が流れ込む影響により、道内では年間を通して比較的温暖な気候の地域です。
夏場の雨や湿気が少なく、ブドウの糖度が上がりやすく熟しやすい、霜害のリスクが低い、また冬季の積雪が多くブドウの越冬に適しているなど、醸造用ブドウ栽培に適した環境があります。
その反面、寒暖の差が少なく秋雨の影響を受けやすいといった特徴もあります。
木村農園は余市町登地区に位置し、畑は主に東向きの斜面に広がっています。
ケルナーは樹齢20年のものを中心におよそ1ha。
ピノノワールは樹齢15年、25年、35年の3つの区画から成り、合わせておよそ1haの区画で契約栽培を行っています。

「北ワイン」のご紹介
ピノノワールは樹齢別に仕込みを行い約9ヶ月間の小樽熟成を経て瓶詰め。
ブドウの熟度やバレルテイスティング(官能検査)の結果を踏まえ、特に優れた数樽を北ワイン ピノノワール プライベートリザーブとして販売を行っています。
また、アッサンブラージュの結果よりバランスを取り調和した味わいのものをハイエンドワインの北ワイン ピノノワールとして販売しています。
2012年産のブドウからはセニエ法で造った限定のピノノワールロゼの販売を始めました。
ケルナーはアロマと複雑性を重視した辛口・白、冷涼な北海道の風土を反映した伸びやかな酸を活かし、遅摘みして甘さを残したレイトハーベストの2種を展開しています。
2016年産商品からワイナリー石蔵を印刷した新ラベルになりました。

このワインは

余市町 木村農園産の樹齢およそ25~35年のケルナーをフレッシュなやや辛口の白ワインに仕上げました。
近年の北海道余市町では、花振るいによる収穫量が減少しておりましたが、2020年ヴィンテージは久しぶりの豊作に恵まれた年になりました。
青リンゴや洋ナシのような華やかなアロマ、北海道らしい爽やかな味わいが特徴です。

テイスティング

薄い黄金色。
柑橘系の角のある香り。
さっぱりとした味わいで、酸もあり引き締まっている印象。
余韻は短い。
しっかり冷やして夏に飲みたい。

飲んだ日:2018-05-24
飲んだ場所:日本橋
価格:2,640円
インポーター:

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