岩手県葛巻産の小公子を使用しているワイン。

小公子という少し珍しいブドウを使用。

 

ワインデータ

ワイン名:蒼
生産地:Japan > Iwate
生産者:くずまきワイン (葛巻高原食品加工株式会社)
品種:Shokoshi (小公子)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

『山ぶどう』へのこだわり
小さな果実に秘められた魅力。
葛巻町は決してぶどう栽培に適した土地ではありません。
その中で山ぶどうは比較的寒さにも強く、町の周辺にも自生していました。
山ぶどうは古来より、滋養強壮や増血に効果があるとされ、貴重な栄養源として愛飲されてきました。
酸味が強く、赤紫色の果汁には、成分においても他のぶどうにはない数々の特徴があります。

自然と人とが生み出すもの
ワイナリーで管理している畑を中心に、現在、葛巻町や近隣市町村の農家で山ぶどうを栽培しています。
山ぶどう栽培は一年を通し人の手で管理しています。
冬・・・冬期間の剪定は12月~3月にかけて行います。
ぶどうの枝や芽数を調整することで樹勢を整え、病害虫防除にもつながります。
春・・・芽吹き 5月中旬頃 霜が下りることも…焼けてしまうとその年の収穫量におおきな影響がでてしまいます。
6月上旬に開花し、風や虫の働きで受粉させるほか、ワイナリーではひとつひとつの雌花に授粉させる人口授粉行っています。
夏・・・7月~9月夏場の管理は草刈り、夏季剪定を行い、病気を予防します。
8月下旬ごろから果実に着色がはじまります。
秋・・・10月中旬頃、糖度が15度以上になってから収穫します。
色の入っていない実や未成熟の実を選果し取り除きます。

良いワインを造るには良いぶどうから、良いぶどうを造るには良い土づくりから。
くずまきワインでは、土壌づくりを基に山ぶどう栽培に力を入れワインを造っています。

『山ぶどう』とともに
「山ぶどうでワインをつくろう。」 すべてはこの一言で始まりました。
1979年、当時の高橋吟太郎町長が、山ぶどうを使ったワインを町の新しい産業にして、地域の活性化に結び付けられないかと考えたことが、すべての始まりでした。
それまで町民はワインづくりはおろか、ワインも飲んだことのない人ばかり。
町では、ぶどう造り・ワイン造りを学ばせるために職員を東京に派遣。
葛巻産山ぶどうを試験醸造をしながら、ワインの普及につとめるなど、さまざまな努力と苦闘を伴いながら、会社創業が始まりました。

ワイナリーの開設後も様々な試行錯誤が続きました。
ワインの品質を向上させるための努力やくずまきワインを多くの人に知ってもらうまでたくさんの苦労がありました。
それらの困難をひとつひとつ乗り越えて今日のくずまきワインがあります。
会社設立からおよそ四半世紀、くずまきワインは町とともに、そして多くの方の支えにより今日まで歩んできたのです。

このワインは

山ぶどう交配種「小公子」を使用、凝縮したドライフルーツ、草原のような香り、野性味のある味わいがしっかりと調和した赤ワイン。

テイスティング

紫がかったルビー色。
プラムとプルーン、タンニンを想起する香り。
味わいは旨味少なめのストレートなブドウの味わい。
タンニンはワイルド。

飲んだ日:2015-05-24
飲んだ場所:日本橋
価格:2,750円

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!