あまり飲んだことのない山形県のワイン。
グッとくる味わいではなかったのですが、ドライな味わいなので結構飲みやすい。
ワインデータ
ワイン名:らりるれ ロゼ 2016
生産地:Japan > Yamagata
生産者:Woody Farm & Winery (蔵王ウッディファーム) (ウッディファーム&ワイナリー)
品種:Merlot (メルロ)
スタイル:Sparkling Wine(Rose)
ワイナリー
自社畑で育てたブドウだけでワインをつくるドメーヌワイナリーです。
テロワールに恵まれたワイン用ブドウ栽培の適地、蔵王山麓かみのやまで、地味豊かなワインづくりを目指します。
ブドウ作付面積:8ha
栽培:有機減農薬(山形県認定特別栽培)
赤系品種:改良スマート方式栽培
白系品種:一文字短梢仕立て栽培
白系栽培品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ、プティ・マンサン
赤系栽培品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カべルネ・フラン、ピノ・ノワール
このワインは
メルロ100%の微発泡ワインです。
浸漬は2019年より短めですが、低い水素イオン濃度pHのおかげでしっかりと鮮やかな色合いが表われています。
前回は野生酵母による一次発酵をおこないましたが、比較的ニュートラルにやった場合にはどうなるかということで、わりあいクリーンに醸造しました。
2019年ほど野趣に富んだ味わいではありませんが、畑由来の類似点は多々感じられました。
砕いた石を思わせるような引き締まった印象があり、雑味と一緒に旨みがふわっと顔を出します。
梗後2日間果皮を浸漬し、色素のみを抽出。
プレス後液体だけを中温域でのんびりと発酵。
おそらくMLF(マロラクティック発酵)なし。
澱引き後、瓶内二次発酵。デゴルジュマンなし。
無ろ過・非加熱、清澄は搾汁時のペクチナーゼのみ。
グリッシーニやクラッカーなどをあてに飲むとよさそうな、いかにもな辛口ロゼに仕上がりましたが、随所に品種や畑の個性をのぞかせてくれます。
テイスティング
微発泡という事でどぶろくメルロという感じでしょうか。
残念ながら開けたてではなかったので微発泡感はあまり感じられず。
オレンジがかったロゼ色。
花やキャンディーの甘い香り。
ドライな味わい。
余韻は短く、かなりさっぱりとした味わい。
飲んだ日:2017
飲んだ場所:葡庵
価格:2,750円