ディスタンゲは「目立つ」という意味を持ち、「他よりも目立って美味しい」という意味合いでしょうか。

ここのワイナリーは名前付けに色々考えがあって面白いです。
やはり女性が当主というのもあって繊細に決められているのでしょうか。

ワインデータ

ワイン名:Zoémie De Sousa Brut Distinguée Rosé
生産地:France > Champagne
生産者:Champagne de Sousa & Fils (シャンパーニュ・ド・スーザ・エ・フィス)
品種:Chardonnay (シャルドネ), Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Sparkling Wine(Rose)

ワイナリー

第一次世界大戦中、移民も連合国軍に召集されましたが、ポルトガルから軍が派遣されたことはほとんど知られていません。
56,000人もの人が戦争に駆り出されました。その中で「ポワル」(第一次世界大戦中のフランス歩兵隊)の一員としてマニュエル・ドゥ・スーザがいました。彼はポルトガルのポルトそばのブラガ県の出身
でした。
戦争が終わると、マニュエルは故郷に残した妻の元に戻りました。しかし、故郷の状況は悲惨なもので、彼の商売は立ち行かなくなっていました。
マニュエルはフランスで知人を得、妻と生後間もない息子アントワーヌを伴い、アヴィーズに居を構えることにし、ポルトガルを後にしました。
アヴィーズでは鉄分を多く含んだ土地を耕し、樹を引きぬき、ブドウの樹を植える過酷な労働が続きました。
しかし、あまりにも重労働であったためマニュエルは病に倒れ、脳腫瘍により29歳でこの世を去ってしまいました。後にはマニュエルの妻と4人の子どもが残されました。
運命に翻弄されながらも、マニュエルの子ども、アントワーヌは成長しました。
そして、アントワーヌは人生という道のなかで素晴らしい女性に出会いました。
数世代に渡り、シャンパン地方ボンヴィル村のワイン生産者の家に生まれたゾエミです。
アントワーヌとゾエミの結婚は「サクセス・ストーリー」のはじまりの象徴で、ゾエミの名前は、こんにち3世代に渡りドゥ・スーザ家に刻まれています。
1986年からエリック・ドゥ・スーザがワイナリーの指揮をとっています。
ドゥ・スーザのブドウ畑はシャンパン地方で最も美しい場所に位置し、そのうち3/4のブドウの樹齢は45年以上です。
エリック・ドゥ・スーザはビオディナミ農法を用い、自然に尊敬の念をはらってブドウ畑の手入れをし、畑の環境を飛躍的に向上させました。
ワイン造りへの情熱は脈々と引き継がれ、こんにちドゥ・スーザ家の歴史はシャルロット、ジュリー、ヴァレンタンの新しい世代に引き継がれています。(HP)

このワインは

ブドウ品種: 1級畑グローヴのシャルドネ92%、特級畑アイのピノ・ノワール8%
土壌:石灰質100%
平均樹齢: 25-30年
アルコール度数: 12.5%
農法: 有機栽培(ビオロジックおよびビオディナミ)
収穫: 手摘み100%
熟成: ステンレスタンク100%
ドサージュ: 7gr/L
ヴァン・ド・レゼルヴ: 20%
濾過とコラージュ: なし

テイスティング

泡は細かく、酸味がしっかりなので暑い日には飲みやすいですね。
個人的にはちょっと苦みを感じるこういうロゼよりも普通のキリッとしたシャンパンの方が好きなのですが…

飲んだ日:2013-07
飲んだ場所:スープルヴァンヌフ
価格:5,800円(当時)
インポーター:三国ワイン株式会社

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