ウメムラ2018年新春福袋で購入したオスピス・ド・ボーヌ。
寄付される金額も上乗せされているためか普通のワインよりも高額になってしまいますが、たまに自分でも名前を聞いたことがあるドミニク・ローランなど著名人が関わっていたりで飲めると嬉しいワイン。
自分が買ったワインのお金が巡り巡ってワイン文化を維持するために使われていると思うとオスピスは買ってもいいかも思ってしまいます。
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ワインデータ
ワイン名:Volnay 1er Cru Cuvée Général Muteau
生産地:France > Bourgogne > Côte de Beaune > Volnay
生産者:Hospices de Beaune (オスピス・ド・ボーヌ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red wine
ワイナリー
オスピス・ド・ボーヌの始まりは1443年。
ブルゴーニュ公国の財務長官だったニコラ・ロランが、妻のギゴーヌ・ド・サランの懇請を受け、全財産を投じて貧しい人々や老人のための施療院を設立。
以後、コート・ド・ボーヌ地区を中心に、多くの地主から畑が寄進され、そこで造られたワインを販売して施設の運営資
金を賄っていました。 1859 年以降、現在のようにワインが慈善オークションにかけら
れるようになり、ブルゴーニュ最大のワイン祭りへと発展しました。
550年を超える歴史は、ブルゴーニュの真髄とも言うべき伝統です。
現在、「オスピス・ド・ボーヌの競売会」と並び有名な「コンフレリ・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利酒騎士団)」。サン・ヴァンサンの祭りやタストヴィナージュラベルのワインにも重要な役割を果たし、クロ・ド・ヴージョの晩餐会で有名ですが、結成されたのは第一時代戦後。
1920-1930年頃に、ニュイ・サン・ジョルジュの名門ドメーヌ、アンリ・グージュ家の会合で生まれたアイディアであると言われています。
すなわち、コンフレリ・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァンのまだ100年にも満たない歴史から考えると、オスピス・ド・ボーヌの550年を超える歴史と伝統は、まさにブルゴーニュ・ワインの精髄を伝える特別な1本と言えます。
現在“Les Trois Glorieuses”(栄光の3日間)と呼ばれるこのオークションは、毎年11月の第3土・日・月曜日に行われます。
このワインは
ポール・ジュール・ミュトー(1856-1927)は、1914年に将軍(ジェネラル)に昇進し、第一次世界大戦中にジェネラル・フォッシュの団員となった騎士団将校です。
クロワ・ドゥ・ゲール勲章を受賞し、彼はレジオンドヌール勲章(フランス最高の勲章)のメンバーでもありました。
彼は1926年にパリのラブドー・オ・シャトーのドメーヌ美術館をはじめとする重要な遺産をオテル・ドゥーに寄贈しました。
このキュヴェはヴォルネイ1級の5つの畑で構成されています。
テイスティング
紫がかったルビー色。
ほんのわずかな煙草のスモークな香りの後に赤い果実の華やかな香り。
酸とタンニンはバランスが良い。
瑞々しい美味しさのブルゴーニュでした。
飲んだ日:2019-05-11
飲んだ場所:エス クラッシコ
買った日:2018-12-05
買った場所:ウメムラ
価格:12,000円
インポーター:ヴィノラム