モノによっては還元香が強かったり容易に熱変化で吹きやすい為に敬遠気味だったルロワ

ドメーヌ品は10万円を優に超える自社畑の高級品で赤いキャップ・シールや赤い蝋を使用しているため、「赤キャップ」と呼ばれます。
今回飲んだのはネゴシアン的な「白キャップ」ですが、既にかなりの値上がりをしています。
あまり好きではなかったのですが、今回は非常に美味しく、ルロワを好意的に再評価するきっかけになりました。

メゾン・ルロワ/コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2010

ワインデータ

ワイン名:Côte de Beaune Villages Rouge コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ
生産地:France > Bourgogne > Côte de Beaune
生産者:Maison Leroy (メゾン・ルロワ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red wine

メゾン・ルロワ/コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2010

ワイナリー
フランソワ・ルロワはワインメーカーでありオーセイ・デュレス(彼が住んでいた場所)でのブドウの所有者であす。
さらに、ムルソー、ポマール、シャンベルタン、ミュジニー、クロ・ヴージョ、リシュブールのブドウを所有していました。
コート・ドール県の業者に残る1851年からの書類によって証明されるようにボーヌでリシュブールとミュジニーを販売、取り扱っていました。
彼はビジネスを拡大したいと考えていたので、1868年にメゾン・ルロワを設立しました。

フランソワ・ルロワの息子、ジョセフ・ルロワは、聡明な妻ルイス・クルトレとオーセイ・デュレスで、まだ小規模であったビジネスを拡大しました。
ワインの製造に加えて、彼はリキュールと蒸留アルコールも製造しました。
彼らの長年にわたる努力は、1897年にブリュッセルで複数の金メダルや他の大賞を受けることにより報われました。
1898年にディジョンで、1911年にはラ・ロシェルでも受賞しました。

メゾン・ルロワ/コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2010

DRC並みに長い良質なコルク

多様化を考えコニャックの近く南東にある、ジャンサック・ラ・パリュでブランデー子会社の支店を設立、拡張するためにジョセフとルイスの息子アンリ・ルロワは1919年に家業に参加しました。
彼はシャンパーニュの中心にあるセゴンザックで最先端の蒸留所を建設しました。
アンリ・ルロワはロマネ・コンティのエドモンド・ガウディン・ド・ヴィレーヌの友人でした。
ド・ヴィレーヌの妻マリー・ドミニク・シャンボンと弟ジャック・シャンボンは、1912年10月にドメーヌ・ロマネ・コンティを完全に継承しました。

ロマネコンティは、1920年代の世界的な金融危機のために、長年パリの公証人事務所に売却され、虎視眈々とロマネコンティの株式を狙う購入希望者は売却価格が最大限に下がるようにロマネコンティが更に財政難になるのを待っていました。
アンリ・ルロワはド・ヴィレーヌにドメーヌ・ロマネ・コンティの株式を売却しないよう説得するのに成功します。
アンリ・ルロワはド・ヴィレーヌを説得するのに成功したが、ジャック・シャンボンは自分が相続した部分の販売を主張し、1942年にアンリ・ルロワに売却し、彼はドメーヌ・ロマネ・コンティの半分のオーナーとなり、40年間彼の人生をドメーヌ・ロマネ・コンティに捧げました。

それから彼はこのドメーヌに自分自身の最高を注ぎ込みました。
知性、プロフェッショナリズム、彼の心がドメーヌを今日のものにし、「ブルゴーニュの中のブルゴーニュ」または「ブルゴーニュの宝石」と呼ばれるものにまで発展させました。
アンリ・ルロワは1980年に亡くなり、彼の友人であるエドモンド・ガウディン・ド・ヴィレーヌが「ロマネコンティの株式を売ってはならない。君は我々がロマネコンティをブルゴーニュの宝石に変えることを見るだろう」という約束を守ってくれたことを生前誇りに思っていました。

メゾン・ルロワ/コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2010

アンリの娘、ラルー・ビーズ・ルロワは、1955年に家族経営のメゾン・ルロワに加わり、1971年に当主に就任しました。
献身的な多くの仕事の中で、常にテイスティングを通して、彼女はそれぞれの本質的な特徴、ブルゴーニュの各ぶどう畑からの「テロワール」(「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉である。もともとはワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴を指すフランス語)を理解することになりました。
今日もメゾン・ルロワにとっての最高のワインを絶え間なく探し求めています。
そして、彼女にとって最高のワインはまだまだ到来しておりません。
彼女は1974年から1992年1月15日にかけて毎週、ドメーヌ・ロマネ・コンティに共同マネージャーである父親のオーベルト・ド・ヴィランを同行させました。
メゾン・ルロワは、1992年1月15日までドメーヌ・ロマネ・コンティを世界各地(アメリカとイギリスを除く)に配給しました。
1972年から日本でメゾン・ルロワのワインを販売している日本の高級デパートのオーナーである高島屋は、1988年にメゾン・ルロワの1/3の資本を担っており、ドメーヌ・ルロワのワインの取得を容易にしています。

自然的な作りでとにかくわずかな熱変化に過敏で液漏れが多い為、液漏れしていても品質に問題無しとして値引きせずに普通の値段で販売しているショップもあります。
私のような素人だと、値引きもないですし間違いなく液漏れしていない方を選んでしまいます。

 

 

テイスティングメゾン・ルロワ/コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2010

濃いルビー色。
ある程度熟成したルロワらしいDRCにも似た香り。
私と外人忍者は「生ごみ臭」と思わず言ってしまいますが、実際には鼻につくあの香りでなく、一瞬そう思える香りです。
ダシ系の味わい。
DRCにも近いですが、深い味わいと余韻がやはりDRCには届かない。
それでも十分美味しいと思えました。

飲んだ日:2018-07-20
飲んだ場所:メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ
買った日:2015-02-03
買った場所:高島屋
価格:15,000円
インポーター:株式会社グッドリブ(高島屋100%出資子会社)