最近よく見るようになってきたノーティラス

ニュージーランドでソーヴィニヨン・ブランは有名ですが、ピノ・グリは少し珍しい。
たまには違うブドウも面白いのではないかと思い、選択してみました。

ノーティラス エステート ピノ・グリ2014

 

 

ワインデータ

ワイン名:Pinot Gris
生産地:New Zealand > South Island > Marlborough
生産者:Nautilus (ノーティラス)
品種:Pinot Gris (ピノ・グリ)
スタイル:White wine

ワイナリー

ノーティラスのように2つのワイナリーを効果的に並存させているのは珍しい事です。
最初のものは2000年に建てられたもので、インスピレーションは感じさせますが時には賞味期限が浅いピノ・ノワール専用です。
当時のマールボロでの建設は非常に革新的で(これは映画「サイドウェイ」がピノ・ノワールの人気を高めた前の事)、南半球では初めてのことだと考えています。
重力の流れの原理を利用し、この施設は自然の激しい風味と香り(異なるブドウ畑の表情)を前面に出すために、できるだけゆっくりとピノ・ノワールを扱うことができます。
収穫された果物は、レールに取り付けられた粉砕機をタンクに直接通します。
これは果物を傷つけ、苦いフェノール化合物を放出するポンプを使用することを避けるためです。
1つのタンクが満たされると、粉砕機は次のタンクの上に配置されます。
いくつかのロットでいくつかのピノ・ノワールの全房を試して、ワインに更なるストラクチャーと複雑さを加えています。
8トンのブドウを収容することができるオープン・トップの発酵タンクは全て、加熱と冷却の両方の能力を備えています。
これにより、10-12℃で5〜7日間ブドウを冷やすことができ、アルコール発酵が始まる前にピノ・ノワールのすべての美しい香りと皮からの良好な色を抽出することができ、必要に応じて発酵物を温めたり冷やすことができます。
オレゴン州のウィラケンジー・エステートで画期的な技術で作成された3ヘッドの空気式プランジャーは、冷浸漬と発酵中にキャップをゆっくりと押し込み、ワインの抽出を完全に制御することができます。
発酵後、重力を利用して若いワインを皮から排水し、フランスのバリックに移します。
そこでは、翌年のブレンドとボトリングまで通常静置されます。

2006年から、ソーヴィニヨン・ブラン、キュヴェ、シャルドネ、ピノ・グリを醸造する新しい白ワイン工場を設立し、2番目のワイナリーを完成させました。
この設備により、ワイン製造プロセスを正確に制御することが可能になり、エネルギー需要と廃棄物を削減することでワイナリーの環境への足跡が改善されました。
非常に効率的な収穫面積は、ブドウが完璧な状態でワイナリーに到着することを意味します。
ソーヴィニヨン・ブランのスキン・コンタクト時間を管理するために、現地で設計され構築された油圧チップ式脱水装置(タイラーズ・エンジニアリングの「ティッピング・タンク」)を使用し、空気式ディエッメ・プレスによりシャルドネ、ピノ・グリ、ノーチラス・キュヴェ(ピノ・ノワールとシャルドネのブレンド)の全房を扱っています。
これらの素晴らしい設備の組み合わは、収穫のスケジューリングに大きな柔軟性があることを意味します。
ピッキングの決定は、最適な熟度とフレーバーの開発に基づいて行われます。
ワイナリー自体では、すべてのタンクが正確な温度制御とエネルギー効率のために絶縁されており、どのタンクでもワインを冷やし安定させることができます。
敷地内のすべてのブドウ畑を堆肥化し、年間250-300立方メートルの貴重なブドウ畑を作り、毎年ブドウ園および野菜の区画にします。
その後、ワインは非常に穏やかで廃棄物を最小限に抑える最新のデザインのセラミック・クロス・フロー・フィルターを使用してろ過されます。

ノーティラス エステート ピノ・グリ2014

テイスティング

薄い黄金色。
洋梨の香り。
ややエッジが足りない。
ドライで酸は控えめ。

飲んだ日:2018-09-22
飲んだ場所:魚介ビストロ sasaya BYO 品川魚貝センター
買った日:2018-09-22
買った場所:魚介ビストロ sasaya BYO 品川魚貝センター
価格:3,180円(ファインズ参考価格)
インポーター:ファインズ

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