最近飲む機会が多くなってきたように感じられるワイナリー。

アメリカの様な果実の凝縮感があるカベルネ・ソーヴィニヨンを育てるには日本の気候の限界を感じる。

 

ワインデータ

ワイン名:L’esprit de Hiyake Cabernet Sauvignon
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Okunota Winery (奥野田葡萄酒醸造株式会社) (奥野田ワイナリー)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

奥野田ワイナリーは甲州市塩山に位置するとても小さなワイナリーです。
小さいからこそできる丁寧なワイン造りをモットーに、1.5haの自社農園でワイン用葡萄の栽培、葡萄のポテンシャルを最大限に活かしたワイン醸造に取り組んでいます。
テロワールの魅力を余すところなく表現したミネラルたっぷりのおいしさをどうぞご堪能ください。

ワイナリーの歴史
甲府盆地東部に位置する日当たりのよい斜面、水はけのよい土壌を有した甲州市奥野田地区。
葡萄栽培に適した大変恵まれたこの土地で数件の農家が栽培した葡萄を持ち寄って葡萄酒を造る醸造場として奥野田葡萄酒醸造は発足しました。
その後農家の高齢化と担い手不足のため醸造所を発展的に引き継いでいく方法を探していた中、当時勝沼の老舗ワイナリーで働いていた中村に話が届き、26歳の時に奥野田葡萄酒を取得。
平成元年に高い理想と情熱の元、新しいスタートを切りました。
醸造学を学び、理想のワインを追い求め、自社農園を中心とした地域で栽培される糖度の高い良質な葡萄のみを用いて素材本来の味わいを生かしたワイン造りをしております。
私たちの理想のワインを目指して、、、本日も1歩1歩歩みを進めています。

1989年に高品質なワインの醸造を志し奥野田葡萄酒醸造を始めたわたしたちは「ワイン造りは質の高い葡萄から」という基本に立ち返り、栽培学を一から学び、1998年に念願の農業生産法人「夢郷葡萄研究所」を設立しました(2012年に夢郷葡萄研究所は奥野田葡萄酒醸造に統合されました)。
徐々に栽培面積を増やし、現在1.5haの自社農園で栽培に取り組んでおります。
栽培品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、デラウェアです。
ワイン用品種は全て平垣根栽培、デラウェアは棚栽培です。
圃場は、甲府盆地の東側の淵に位置しており、垣根の両面に一日を通して均等に日が当たるよう、畝(うね)はすべて真南に向けてあります。
自然農法にこだわり、複雑な地層を有したこの圃場から毎年糖度の高い高品質な葡萄がもたらされ、素材の持つ味わいを生かしたワイン造りへと反映しております。

このワインは

自社農園日灼(ヒヤケ)圃場から生み出された奥野田ワイナリートップキュベの赤ワイン。

テイスティング

ルビー色。
カベルネ…な感じのスミレなどの香りがしないのは日本という土地の限界か。
他の品種に比べて酸が低いカベルネなのに酸強め。
タンニンしっかり。
土壌の良くない部分が色々出ている感。

美しいルビー色を呈しています。
黒い果実の香りが主体で、草木や樽香も感じられます。
この香りは、日本の土地で育ったカベルネソーヴィニヨンの個性を反映していて、外国のワインで良く感じる事ができるスミレのような典型的な香りは少ないですが、これはこのワインのユニークな特徴の一つと言えます。
味わいはドライでシャープな酸が特徴です。
アルコールはやや軽めで、全体的にミディアムからライトボディの印象です。
タンニンは緻密であり、しっかりとした骨格を感じさせますが、全体的に軽やかな口当たりが魅力的です。
酸味がしっかりしており、爽やかなフィニッシュが特徴的です。
果実味が…欲しい…

飲んだ日:2024-04-09
飲んだ場所:オアシス
価格:4,000円

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!