2017年から醸造を開始し、業務用金属樽での販売が基本である奈良醸造。

一つ一つのビールに対してイメージイラストがあり、どれも芸術的。
「クォ・ヴァディス」とはラテン語で「(あなたは)どこに行くのか?」を意味し、新約聖書『ヨハネによる福音書』13章36節からの引用。

ビアデータ

ビール名:QUO VADIS
生産地:日本 奈良県
生産者:NARA BREWING Co.
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):24
モルト:Pilsner Malt, Carapils
ホップ:Nelson Sauvin, Hallertau Blanc, Citra
タイプ:ゴールデンエール
価格:979円(500mL)
インポーター:

ブリュワリー

ビールは楽しい時間を演出するだけでなく、それ自体、面白い飲み物ではないか。

現在、世界には100種類を超えるビールがあると言われています。
夏の暑い盛りに喉の渇きを癒やすビールから、冬の夜、身体の内側より暖を取るように少しずつ飲むアルコール度数の高いビールまで。
また、極端に苦いビールや、果物をふんだんに使ったビール、酸味の強いビール、果ては野生酵母で醸したビールなど。
かつて、それぞれの街に酒蔵があったように、地域ごとに個性的なビールが造られるようになったら面白いんじゃないか。
彼らがビール造りを志すきっかけとなった思いはそこにあります。

もちろん、品質に対する妥協はしません。
これまでビールが苦手だった方も、まだ見ぬビールの中に、好みの1杯が見つかるかもしれません。
彼らのビールがそんな1杯となれば、これにまさる喜びはありません。

このビールは

このビールを造るにあたっては、これまで同様にドイツで昔から守られてきた、所謂『ビール純粋令』に則り、麦芽、ホップ、酵母、そして、水のみを原材料にしています。
麦芽はドライで淡い風味を残すPilsner Malt、ホップは白ワイン風味を感じさせるNelson Sauvinに、白ブドウのキャラクターを強く持つHallertau Blanc、そこに柑橘とブドウのニュアンスを併せ持つCitraを使用。
これらをワイン酵母で醸しました。
上立ち香(トップノート)はソーヴィニヨン・ブランを想起させる白ワインの香り。
飲み口は極めてドライ、強めの炭酸が口の中で弾け、程よい酸味も相まって、白ブドウを思わせるホップの香りと味わいが爽やかに広がります。
アルコール度数は通常のビールより高めの7.0%ですが、全くそれを感じさせない仕上がり。
余韻に残るホップの苦味で、目の前の液体がビールであることに改めて気付かされます。

テイスティング

黄金色。
確かに白ワイン系の香りと味わい。
酸味がある尖った苦味。

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