長野は水が最高に美味しいからか最近どんどん新しいブルワリーができていて中々期待ができます。

カブ菜を漬けた「すんき」を使用したあまりにも前衛的なビール。

ビアデータ

ビール名:EXPERIMENTAL SERIES SAMPLE.1: SUNKI PICKLES
生産地:日本 長野県伊那市​西箕輪8004-1
生産者:IN A DAZE BREWING
アルコール:4%
IBU(苦さ 平均15~20):11
モルト:
ホップ:
タイプ:ゴーゼ
価格:660円
インポーター:

ブルワリー

2018年に設立した新進ブルワリー「In a daze Brewing(イナデイズ ブルーイング)」は、女性醸造家が大学時代を過ごした長野県南部の伊那市にほれ込み、地元、愛知県のブルワリーでの修業を経てオープンしました。
定番銘柄は、伊那谷の米を使ったスペシャルビターな味わいの「伊那日和ペールエール」と、同じく伊那谷の米を使い飲み応えのある「権兵衛IPA」、三河の塩がアクセントの「三州IPA」、柑橘ですっきり仕上げた「くらしSession Ale」の4種類。
伊那路と木曽路を結ぶ米の道「権兵衛峠」や、かつて愛知県から塩や海産物を内陸に運ぶために使われた「三州街道」など、伊那谷にまつわる地名が商品名に由来しています。
「くらしSession Ale」の「くらし」とは伊那谷の方言で「おいで」という意味。
併設のタップルームでは醸造家自ら焼く石窯ピザも提供し、好評を博しています。

このビールは

【Experimental Series】
試験醸造シリーズの第一弾。
学生時代の研究のように、醸造者がおもしろいと思う素材を使って、試験的に醸造するシリーズです。
今回は、木曽の伝統発酵漬物の「すんき」です。

【すんき】
木曽エリアで昔から作られているお漬物で、世界的にも珍しい「塩」を使わないお漬物なのです。
では、どうやって保存食として成り立っているのかというと、「乳酸菌」による乳酸発酵によって、その保存性が維持されているのです。
そんな魅力のつまったすんきには、多様な乳酸菌が存在しており、分離された乳酸菌は「植物性由来乳酸菌」として様々なものに利用されてもいるのです。
すんき自体、酸っぱい漬物で、見た目はピンクがかった野沢菜のよう。
野沢菜だと思って食べると、その意外な味わいに驚くかも。
今回は、その木曽町の知り合いがおすすめするおばあちゃんが作る「すんき」をそのまま麦汁に漬け込み、乳酸発酵をすすめました。
優しい酸味の味わいが特徴のゴーゼに仕上がりました。
ゴーゼというからには、塩が入っているわけですが(皮肉にも)、
今回使用している塩は、伊那谷の大鹿村で採れる天然の「山塩」(鹿塩ともいいます)を利用しています。
南アルプスの麓にある大鹿村では、天然の塩泉があり、そこで作られた世にも珍しい塩なのです。

テイスティング

茶色がかった黄土色。
フルーツ?の香り。
酸が一瞬強く感じられるが、すぐに引いていく。
香りも味わいも酸に寄りすぎ?
グッとくる旨味は一瞬しか感じられない。
うーん、マニア向け。
香りが酸っぱすぎて駄菓子のスモモ漬けを彷彿とさせる。

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