凍結してしまったリンゴを使用したサイダー。

リンゴが大好きだったらかなりのヒット作品ではないでしょうか。

ビアデータ

ビール名:YUKIRINGO HOPPED CIDER
生産地:日本 三重県伊勢市
生産者:ISE KADOYA BREWERY
アルコール:5%
IBU(苦さ 平均15~20):20
モルト:
ホップ:
タイプ:ホップド・シードル
価格:605円
インポーター:

ブルワリー

大正時代より始めた味噌醤油醸造を背景に、1997年、クラフトビールに挑戦いたしました。 『伊勢から世界へ』『世界のビールファンを唸らせる』といった合言葉のもとに、 世界が認めるビールをつくることを誓い、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」の醸造をはじめました。
2000年にJapan Beer Cupで金賞を受賞したのを皮切りに、2003年には日本企業で初めてとなるAIBA金賞とベストオブクラスウイナー賞を受賞し、その後も、WBC、BIIA、WBA、IBAなど多くの国際大会で受賞を重ねることが出来ました。

この間、いろいろなシーンで、皆様方にお支えいただき、励まして下さいましたことを本当に有難く思っています。
おかげさまで、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」は国内の多くのクラフトビアバー様、酒販店様でお取扱い頂いております。
「伊勢角屋麦酒おいしいね」と言ってくださるファンの皆様方のご期待に沿えるよう、これからも自らに高いハードルを課し、地道な作業と、弛まぬ挑戦を続けていきたいと思います。

このビールは

凍ってしまったリンゴのことを知り合いから教えてもらいました。
リンゴはひとたび凍ってしまうともはやリンゴとしての商品価値を失ってしまいます。
しかし、そうしたリンゴは味はもちろんのこと、寒さに耐えようとして糖分を高めるため、普通のリンゴに比べて甘くておいしいものが多いです。
このリンゴをなんとか価値あるものとして世に出したいと思い、急遽伊勢角屋麦酒史上初めてのシードルに挑戦することにしました。
思いはありますが、かといって、私たちがつくるからには普通のものはやりたくない。
だからホップを加えたHooped Ciderにしました。

ネルソンソーヴィンというホップの、透明感ある白ワインのような香りが、リンゴの味わいにさらに深みを作り出しました。
シードルは発酵環境が過酷なので、イースト由来の余分なフレーバーが出やすいそうです。
シードルには今回が初挑戦だったので、可能な限りの発酵環境の整備を行ったうえで使い慣れたハウスイーストのアメリカンエールイーストを使用しました。

酵母が精いっぱい頑張ってくれて、無駄のないリンゴ本来の味わいとホップのアロマが楽しめるシードルに仕上がりました。
さらに今回はリンゴの果皮についていた野生の乳酸菌も一緒に発酵に参加してもらい、ドライな仕上がりになりました。

フレッシュなリンゴのフレーバーとホップの白ワインのようなアロマが交錯する、爽やかながらも奥行きのある味わいです。
使用したリンゴ果汁は、樹上凍結により生食として流通させることができなくなってしまった「ふじ」リンゴを絞ったもの。
普通のリンゴよりも糖度の高いリンゴでした。
皮ごと絞ったので、発酵後にもリンゴらしい華やかな味わいがしっかりと残っています。
凍ったリンゴが全く別の物に生まれ変わりました。
雪リンゴHopped シードル。
雪に耐えたリンゴを感じてください。

テイスティング

薄薄薄濁り薄いレモン色。
薄い果実エールの香り。
リンゴと言えばリンゴ!?
味わいは薄いリンゴ。
美味いかと言われると…薄すぎて美味しくは感じられないかなあ。

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