ゴールディングホップのみを使用したシングル・ホップ・ビール。

色合いから想像するような重い感じではなく、スッキリとした味わい。
夏でもごくごく飲める。


ビールデータ

ビール名:EKG ESB
生産地:日本
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.
アルコール:6.5%
IBU(苦さ 平均15~20):32
モルト:マリスオッター
ホップ:East Kent Golding
タイプ:エクストラ・スペシャル・ビター
価格:550円
インポーター:

ブリュワリー

清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。

今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。

このビールは

Single Hop Brew シリーズ第5弾、EKG ESB 発売です!
なんじゃそれと思う方もいらっしゃるかと思いますが、East Kent Golding をつかった Extra Special Bitter です。
イースト・ケント・ゴールディング(=東ケント地方のゴールディング)は、間違いなくイギリスのホップを代表する存在。
英国のビールスタイルを決定づける、中心的なホップです。
アメリカやベルギーのスタイルが中心のぼくらとしては、決してメインでつかってきたわけではないのですが、実は大好き。
ポーター、Takashi Imperial Stout、W-IBA などなどで結構つかってますし、特にここ数年でその魅力を再認識してきています。
シングルホップシリーズで、是非ゴールディングをつかったビールをつくりたいと思って、頭にうかんだのが、ESB。
広い意味では、ペールエールの範囲なのですが、イギリスのビターのなかで最も度数が高くホップの主張も強めのスタイルです。
ゴールディングのホップとしての特徴を表現するのは難しいのですが、その複雑かつ上質なアロマを活かすには、普段のぼくらのドライなペールエールよりも、モルトの主張が強めのこのスタイルがいいと判断しました。
6.0%、IBU32。
つかったホップは、もちろんゴールディングだけ。
IBU は控えめですが、つかったホップの量も含めて、スペックは志賀高原IPAと同等です。
英国産高級モルトのマリスオッター主体で、色はやや濃い目。
豊かなモルトの香りと味わいが特徴で、そこに EKG の、柔らかくもラベンダーなんかを思わせるハーバルな個性がバランス。
それなりの飲み応えはあるのですが、滲み入るような味わいと、ほどよい苦味で、ついつい杯がすすみます。
あまり志賀高原ビールっぽくはないかと思いますが、かなりイメージ通り仕上がったと思います。
暑い日の夕暮れとかから、こんなのをゆったり飲むのもいいんじゃないかなと。
ちょっとブリティッシュな志賀高原ビール、どうぞよろしくです。

限定 3601本
アルコール度数 : 6.0%
ビアスタイル : エクストラ・スペシャル・ビター

テイスティング

ブラウン。
コーヒークッキーの香り。
少し粘度がある。
色から想像できないすっきり感。
少しだけカラメル系の甘い味わい。
余韻は短い。

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