山梨応援プロジェクトの一環であるビール。

カスケード・ホップのみで仕上げたビール。

 

ビアデータ

ビール名:北杜の華ホップス
生産地:日本 山梨県
生産者:FAR YEAST BREWING
アルコール:5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:カスケード
タイプ:ペールエール
価格:646円

ブリュワリー

ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。

1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。

このビールは

Far Yeast Brewing では、山梨県北杜市産のホップ農家 小林吉倫氏プロデュースの元、2020年、2021年に続き、2022年収穫の北杜市産ホップを100%使用したビール『北杜の華ホップス ペールエール』の醸造を担当しました。
2月21日(火)、「小林ホップ農園」にて受注を開始いたします。

山梨県北杜市は、日本一を誇る日射量や冷涼な気候からホップ栽培に適しており、日本で初めてホップの契約栽培が本格的に始まった町。
しかし、今ではホップを栽培する農家の数は減少傾向にあります。
北杜市のホップ農家 小林さんは、ホップの魅力を伝え、北杜市産ホップの復活と活性化を目指しています。
現在では国内の多くのクラフトビールのブルワリーにホップを提供しており、Far Yeast Brewingでも二度に渡り、山梨応援プロジェクト『Far Yeast Farm to Brew』を「小林ホップ農園」のフレッシュホップで醸造しました。

『北杜の華ホップス ペールエール』は、より多くの方にホップの魅力を届けたいと、小林さんがプロデュース・販売するビールです。
「小林ホップ農園」で栽培されたホップのみを使用し、Far Yeast Brewingが醸造を担当、2020年に限定販売したところ大変好評を得ました。
今回は2022年収穫のホップを使用し、3度目の醸造となります。
通常、ビールには複数のホップが使用されますが、『北杜の華ホップス ペールエール』は摘みたてのホップ本来の香りや特徴をストレートに楽しんでいただくため、カスケードホップ1種類のみで醸造。
煮沸時にホップを入れるタイミングを複数に分け、カスケードホップの持つさまざまなフレーバーを抽出し重ねることで奥行きのあるフレーバーをお楽しみいただける仕上がりとなりました。

「小林ホップ農園」は、ホップ栽培の先がけの地である八ヶ岳南麓の山梨県北杜市に位置するホップ農園。
2014年より北杜市内での試験栽培を実施し、2016年より本格的にホップ栽培とビール販売を開始。
ホップ栽培の継承と発展に取り組んでいます。
国内産ホップは大手ビールメーカーの契約農家が栽培しているものがほとんどですが、小林ホップ農園では独占契約は行わず、自由に販売を行うことでホップの魅力を広く伝えています。

公式サイト: http://hokutohops.com/

テイスティング

濁り黄金色。
柑橘系の香り。
香りに比べて味わいは少し穀物感強め。
苦味はしっかりだが、余韻は短め。

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