和歌山発のブリュワリーなんて聞いたことがないと思ったら2019年令和元年から発足していたノムクラフト・ブリューイング。
アメリカ人2人と日本人1人で始めた醸造所で、次々と面白いビールを作り上げているようです。
作り手によるとイチゴやパインの香りと味わいらしいのですが、発見できず。
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ビアデータ
ビール名:Fancy Spoon
生産地:日本 和歌山県
生産者:NOMCRAFT BREWING
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):53
モルト:2-ROW, Vienna, Oats
ホップ:Idaho7, Cashmere, Mosaic(Incognito, Cryo), Huell Melon,
タイプ:ウエストコーストエール
価格:650円
ブリュワリー
彼らは、令和元年から和歌山県有田川町にて始動したクラフトビール醸造所です。
世界中に楽しいNOM文化を届けたい!「NOMCRAFT」は、彼らがよく用い外国人も覚えやすい日本語としてよく用いる「飲む : nom」と「職人 : craft」を掛け合わせネーミングしました。
彼らの造るビールは、大好きなアメリカンスタイルのIPAやホッピーなものをベースに、ポートランドやシカゴ、オーストラリアなどで彼らが積んだ経験を活かしたものです。
また、地元の農家やメイカーとはもちろん、日本、アメリカそして世界中とのブリュワーとも積極的にコラボレーションします。
彼らは、様々なインスピレーションを柔軟に取り入れて個性あるCRAFT ものづくりに挑戦していきます!
このビールは
こんにちは、アダムです!
Time for another homage beer! (Homage Beer;オマージュビールとは、敬意に値すべき素晴らしいビールにインスピレーションを受けて、醸造するビールのことです。前回はシカゴのPipeworksの「Lizard King」でした。)
今回のオマージュビールも、僕の出身シカゴから。
醸造所はHalf Acreの「Bodem」と呼ばれるIPAです。
Nomcraftがスタートする数年前、Half Acre Beerから「Bodem」というビールがリリースされました。
当時の僕は、市場に出回っていたヘイジービールを飲み漁っていたが、「Bodem」を手に取り、飲んだ瞬間にマインドセットされました。
「Bodem」には、よく見かけるIPAに、素晴らしいモダンな捻りが加えられており、しっかりと飲み応えあるIPAだけど、このドリンカビリティは、僕に衝撃を与えました。
僕の人生に衝撃を与えてくれたこのビールに敬意を払い、『Fancy Spoon』を醸造しました。
「Bodem」に使用されるホップは知っていましたが、それ以上の情報はなく、何度も試した自分の舌を信じて、水質調整から、モルトプロファイル、酵母を選びました。
甘いストロベリージャムの素敵なノートと松のような苦味のバックボーン。
「Bodem」を感じられて嬉しいです。
テイスティング
薄濁り黄金色。
穀物系の香り。
苦味しっかり。
余韻にも穀物。