仏教のとても大きい数の単位などをビール名にしていて、ちょっと石川賢著の「虚無戦史MIROKU」や「虚無戦記」を思い出しました。
ビール名はガンジス川(恒河)の砂粒の数に由来。
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ビールデータ
ビール名:恒河沙 10^52
生産地:日本 静岡県静岡市清水区蒲原東170-1
生産者:HORSEHEAD LABS株式会社
アルコール:6.5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:DDH O+W CREAM IPA
価格:900円
ブルワリー
わたしたちは 生まれたての小さな醸造所です。
そらからおちた ひとしずくの雨が大地に染み河を成しやがて大海をつくるよこの醸造所の旅は今ここから始まります。
種を播き雨を乞い実りを待つ。
そして醸す。
理想に向かって一歩ずつ 一歩ずつ。
明日はもっと素敵なものをつくろう。
東海道15番目の宿場町、蒲原がわたしたちの拠点。
田子の浦と呼ばれたこの地で、歌人の山部赤人は白雪を戴く富士を仰ぎ、浮世絵師の歌川広重は深々とした雪夜を想像しました。
かつて荷物を運ぶ人馬や旅人が多く行き交った古の道は、今は夕凪のような静かな時間が流れています。
太陽と潮風を感じるこの場所から日本各地、そして世界へ向けて。
【シンボル】
憤怒の相で諸悪を毀壊する馬頭観音さまが私たちのシンボルです。
馬や動物たちを守る菩薩さまともいわれています。
当社工場敷地の片隅には馬頭観音さまの小さな石柱が鎮座しています。
かつてこの宿場町が賑やかだった頃、荷運びで人々を助けた牛馬の守護や救済を願いつくられたのだと想像します。
このビールは
『「商業ベースなんてつまらない」と 醸造長が手間と採算度外視でただ作りたいモノをつくる』がコンセプトの奇奇怪怪な馬頭ブランドの第三弾。
恒河沙は10の52乗を意味する。
世界には感嘆すべき「NEW ENGLAND IPA」が数多ある。
しかし特徴的な甘味ゆえに、食中酒としての立場は弱いと見える。
今度の作品は、豊潤なアロマを持ちながらも、料理と引き立て合うような其れ追い求めた。
甘み重視の「New England IPA」とは一線を画す。
オーツ麦・小麦から生み出される滑らかさの中に、確かでありながら、スッキリとした苦みが存在し、多様な料理と新しいハーモニーを生み出す。
ラベルデザインは、傷ついた翼で闇夜に飛び立とうとするクロウタドリの姿。
沈んだ瞳で真理を見つめる。
テイスティング
濁りミルクセーキ色。
アメリカチックな古き良きヘイジーIPAの香り。
ミルキーさの後に一気に物凄い苦味が押し寄せる。
日本のビールっぽく無さすぎる。
硬派なヘイジーIPA。