飲んだワイン オーク・リッジ・ワイナリー/カベルネ・ソーヴィニヨン2020 7点

最終更新日

公式HPに載っていなかったので、輸出向けなのかもしれません。

今までジンファンデルばかり飲んでいましたが、カベルネソーヴィニヨンバージョンも遂に飲めました。

 

ワインデータ

ワイン名:Cabernet Sauvignon
生産地:USA > California
生産者:Oak Ridge Winery (ORW) (オーク・リッジ・ワイナリー)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

私たちは、家族、農業、そしてワイン造りの物語です。
アンジェロ・マッジオは、1906年にイタリアのジェノバ海岸から妻のルイーザと一緒にロダイに移住してきました。
1928年、彼らの最初の牧場の敷地に最初の苗木が植えられました。
これが、オークリッジ・ワイナリーという生産力の高いワイナリーに至るまでの、曲がりくねった長い道のりの基礎となりました。
アンジェロ、息子のロイ、そして孫のルディは、多世代にわたる農家として、積極的にブドウを栽培し、国内のワインメーカーに供給していました。
2002年にこの施設が売りに出されたとき、ロイの息子であるルディは、ブドウ栽培の長い歴史をさらに発展させて、自分たちの手で高品質のワインを造るチャンスだと考えました。
マッジョ家は、このワイナリーを、品質、スタイル、量など、成長し進化する市場の要求に応えることができる最先端のワイナリーに変えたのである。

ルディの3人の娘たちは、それぞれがワイン生産者であり、現在はオークリッジ・ワイナリーの運営を監督し、ホスピタリティ、ブランド構築、拡大に力を注いでいます。
多世代に渡って運営されている彼らのブドウ畑は、父親の畑と合わせて、ロダイ・アメリカン・ヴィティカルチュラル・エリア(AVA)全体で2,500エーカーにも及びます。

このワインは

ヴィンテージノート
2020年は、地域全体で例年より発芽が遅れてスタートした年でした。
天候による開花への影響もあり、低収量な品種もありましたが、フレッシュでいきいきとした素晴らしい品質で、糖度が抑えられ、香り高い出来となりました。

ブドウ栽培
オーク・リッジでは、環境に配慮されたサステイナブル農法、全てカリフォルニア州ロダイにある家族所有の自社畑にて栽培されたブドウが使用されています。
温かい日中と冷涼な夜の寒暖差があるロダイは、自然な酸を保ったままブドウを完熟させるのに最適な環境です。

醸造
熟成: アメリカンオーク60%とフレンチオーク40%で6ヶ月間の樽熟成
収穫: 9月下旬~10月上旬
pH: 3.59
TA: 6.7 g/L

*インポーターより

テイスティング

その深みのあるダークガーネットの色調に目を奪われます。
まるで黒曜石のような濃密な赤紫が中心を貫き、エッジにはわずかに赤紫の輝きが差し込みます。
底が見えないほどの濃さは、このワインの凝縮感と力強さを物語っています。
粘性は中程度で、グラスを回すとしっとりとしたレッグスがゆっくりと流れます。
香りは非常に豊かで奥行きがあります。
ブラックチェリーやプラム、カシスといった黒系果実の香りが核となり、そこにバニラやシナモンのスパイス、トーストした樽の香りが重なります。
さらに、スミレやローズといった赤い花の華やかなブーケ、茶葉やコーヒーのような落ち着いた香ばしさも感じられ、香り全体に調和と深みを与えています。
ほんのりとしたウッディーさが全体を引き締めつつ、洗練された印象に仕上げています。
味わいは、果実の甘みとボディのしっかりとした構成が印象的です。
ブルーベリージャムやプルーンを思わせる濃密な果実感が口中に豊かに広がり、そこにコーヒーやバニラの風味が重なることで、まるで上質なデザートのような芳醇さを演出します。
タンニンは存在感がありながらも丸みを帯びており、しなやかな酸と見事なバランスを保っています。
余韻には深い果実とわずかにスパイスが残り、心地よい長さで味わいが続きます。

飲んだ日:2025-05-05
飲んだ場所:switch
価格:3,080円
インポーター:ワイン・トゥ・スタイル

wineninja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする