ワインネタはないかとネットをうろついていたら

高齢者における単一食品、アルツハイマー型認知症と記憶力低下の関連性
という文献がスイスのチューリッヒ大学附属病院のフィッシャー氏らによって6月29日に発表されたことを発見
ちょいと訳してみます

単一の“認知的健康”食品が認知機能低下を防げるかどうかのエビデンスは限られている。
彼らは、赤ワイン、白ワイン、コーヒー、緑茶、オリーブオイル、新鮮な魚、果物と野菜、赤身肉とソーセージがアルツハイマー型認知症と言語記憶低下との関連を調査。

プライマリケア患者における老化、認知と痴呆のドイツのコホート研究(例えば赤ワインを飲んだ人達と飲んでいない人達を一定期間観察し続けて病気が発生するかどうかを調べ、赤ワインが原因かどうかを調べる研究)75歳以上の2,622人を10年にわたって定期的に観察し、418人がアルツハイマー病を発症した。

赤ワインのみが摂取頻度が高いとアルツハイマー病発症率が低かった(HR:0.92、p=0.045)。
興味深いことに、これは男性(HR:0.82、p<0.001)だけ当てはまり、女性では赤ワイン摂取頻度が高いとアルツハイマー病発症率が高く(HR:1.15、p=0.044)、白ワイン摂取頻度が高いと時間とともに顕著に記憶が低下した(HR:-0.13、p=0.052)。

今回赤ワインにおいて男性のみアルツハイマー病発症リスクが低下したが、それ以外の単一の認知的健康食品において認知機能低下を防ぐという医学的根拠は見いだせなかった。
そして女性は飲酒により有害な影響を受けやすい可能性が示唆された。

まあ色々書いてありますが、他にも要因はあると思うので当然私はワインを飲むのはやめません!笑

原文
Prospective Associations between Single Foods, Alzheimer’s Dementia and Memory Decline in the Elderly

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