現在はその値段では売れなくなってきたのか2千円位に戻りましたが、一時期大人気であっという間に1,000円位値上げされてしまった足元見まくりなワインで、ある意味昔からのファンからヘイトを集めてしまった感もあります(ワイナリーは悪くないとは思いますが)。

ラフィットやマルゴーよりも圧倒的に高い評価(実際には数点の差)…とインポーターが煽りまくった為、むしろ初回でがっかりして2回飲もうと思う人が減っている気が。

ワインデータ

ワイン名:Rouge
生産地:France > Bordeaux
生産者:Ch. Mont Pérat (Vignobles Despagne) (シャトー・モンペラ (デスパーニュ家))
品種:Merlot (メルロ), Cabernet Franc (カベルネ・フラン), Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

«ル・ペラ»は、コート・ドゥ・ボルドーに位置し、1780年からワイナリーとして存在してきました。
総面積は100ヘクタール以上と壮大な面積を誇っており、シャトーはブドウ畑に囲まれています。
1780年に建てられた後、火災に見舞われましたが、1920年に再築されました。
塔と醸造所が隣接されているこのシャトーは高台に位置し、ブドウ畑を一望することが出来ます。

1998年にデスパーニュ家が目をつけた当時は、かなり建物も畑も老朽した状態でした。
しかしテロワールの魅力とポテンシャルに惹かれ、購入を決意。そこでテロワールの多彩な魅力に貢献しているこの土地の4つの丘(フランス語で«モン» )を象徴させようと、«シャトー・モン・ペラ»と命名したのです。
ブドウ畑は21世紀の基準に引き上げるため(高密度栽培・テロワールの特長に合わせた品種の選択など)、全ての植え替えが必要でした。
400箇所にわたる地質調査と、40の大規模な地層調査を実施。15年をかけたワイナリー大改造計画のために、各耕作地の精密な地図を作成しました。

次に重要な点は、畑に点在する急斜面の水の管理でした。
一番高い所で114メートル、低いところで63メートルと、起伏激しい斜面を有する畑の水をどう管理をすべきかを把握せねばなりませんでした。
結局18年かけて大改造を終えた今日、ティボーと妻のアンそして子供たちは、想像を超えた豊かなブドウの実りを目にしながらモンペラの畑を散歩するのが何よりの幸せです。
それと同時に、1920年に建設された醸造所の設備改良も行っています。
現代のワイン造りに欠かせない、重力の方向に従ってブドウを取り扱う仕組みや、ブドウの粒をできるだけ無傷に選定できる設備、醸造樽倉庫などです。更に上を目指す、それが私たちの強い意志です。

このワインは

アジアで最も名の知れたフランスワインのひとつです!日本の人気漫画« 神の雫 »に登場以来の評判です。
第一巻で漫画の主人公がモンペラMont-Pérat2001を飲み、その味わいを「まるでクイーンの音楽が聞こえてくるようだ!」とコメント。
ロックの神様・クイーンをご存知だと思います。
その結果、全ての需要に答えられないほど注文が殺到しました。
1998年からモンペラMont-Pératでワインを造り続けているデスパーニュ一家にとって、努力の成果を認めてもらえるきっかけになったと言えましょう。
シャトーモンペラMont-Pératはアントル・ドゥ・メールの中心に位置する数々の丘を含むキャピアン村にあり、総面積は約100ヘクタール。その地質は地下深くは石灰岩、地表近くは粘土砂礫質です。

フルーティでかつ凝縮感もあり、しなやかなタンニンが心地よいワイン。よく熟成していますから、絶頂の飲み頃を迎える為に、ワインセラーに少しの間寝かせることをお勧めします。
赤の主体はメルローで、カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンもブレンド。
バランスよく調和が取れており、大切に扱われたブドウとテロワールが、柔らかで豊かな果汁によく表れています。

テイスティング

濃いルビー色。
甘い香りの黒果実、バニラ、チョコの香り。
以前よりも果実味が薄めの様な??
想い出が美化され過ぎていて、こんなもんだったかなあという感じは否めない。
果実味はやや薄め。
ただ、早飲みできるワインとしては美味しいと思います。
2千円位だったら美味しいよね、という元々は素朴なワイン。

飲んだ日:2021-03-30
価格:1,900円
インポーター:モトックス

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