雑記 CASK(カスク)コンディションフェスティバル 両国ポパイ 2019年2月10日~2月11日

カスクコンディションという日本では中々飲めないビールをいただけるカスク・コンディション・フェスティバル


毎年開催しているようなのですが、初めて参加しました。
一般のレストランではケグと呼ばれる金属製の樽に二酸化炭素のタンクを繋ぎ、二酸化炭素でビールを押し出す仕組みですが、カスクの場合は二酸化炭素を使用せずに発酵して熟成させた自然な泡になります。

両国駅すぐにあるクラフトビールの老舗ポパイで開催。

チケット

●各日4,000円
(入場券・フード、エール共通チケット10枚付き)
●両日通しチケット7,000円
(入場券・フード、エール共通チケット20枚付き)
●当日券4,500円
(入場券・フード、エール共通チケット10枚付き)

カスク

樽に注ぎ口をつけて重力に任せて注ぐタイプです。
二酸化炭素ガスを使用していないので全体的に泡は強くなく、そして温度も室温に近いです。

リアルエールとは


コンディショニングとは、Pubに届いた若ビールの状態を整え、最高の状態に仕上げることです。
具体的には、昔ヨーロッパで“ゼラチン”変わりに使われていた、チョウザメの浮き袋“アイシングラス”を清澄剤(タンパク質や雑味成分をCASKの底に沈めやすくしてくれるもの)としてビールに添加したり、ホップを新たに加えて、オリジナリティーを加えたり、何らかの糖分を加えて、醗酵誘発させガスを整えたりします。
コンディショニングを行い、ガスの状態や、ビールの清澄度合いを見極め、開栓時期を見計らう判断するのが、Pubの“セラーマン”。
美味しいCASKコンディションのビールになるかどうかは、そのPubのセラーマンのセンスが物を言います!
醸造所で、伝統的な製法で醸造され、1次醗酵を終えた若ビールは、CASKに詰められ出荷されます。
その後PUBでセラーマンの手により、コンディショニングが行われ、2次醗酵が始まります。
CASK内で2次醗酵を行うことにより、酵母が生み出した、自然な優しい炭酸ガスが、ビールに溶け込みます。
コンディショニングにより、クリアーで雑味のない優し口当たりに仕上がります。
CASKAleは、ハンドポンプまたは、CASKから直接、炭酸ガスの圧力を加えないでそそがれます。

ビールリスト


01 ストレンジブリューイング:アップタイトビター 3.8% IBU25
02 ストレンジブリューイング:バーブドワイヤーDouble IPA 7.2% IBU81
03 ストレンジブリューイング:アースブラックロブストポーター 5.5% IBU35
04 ベアードビール:中目黒ビター 4% IBU20
05 常陸野ネストビール:ジャパニーズクラシックエール 4%
06 ロコビア:エクストラスペシャルビター 5% IBU35
07 OH!LA!HOビール:ビエール・ド・雷電「極」仕込み Plan9 From Method7 5% IBU80
08 スワンレイクビール:アンバースワンエール 5% IBU25
09 ヤッホーブリューイング:インドの青鬼IPA 7% IBU12
10 山口地ビール:ヴァイツェン 5% IBU7
11 富士櫻高原麦酒:ラオホ 5.5% IBU21
12 アウトサイダーブリューイング:インディペンデンスブラウンエール 5.5% IBU20
13 アングロジャパニーズブリューイング:バレル#23 9.5%
14 ブリマーブリューイング:ポーター 5.5% IBU30
15 志賀高原ビール:ハウスIPA 8% IBU100
16 伊勢角屋麦酒:ブランニューデイIPA 5% IBU40
17 湘南ビール:チョコレートポーター 6% IBU14
18 えぞ麦酒:バーレイワイン 13% IBU110
19 箕面ビール:W-IPA 9% IBU75
20 Yマーケットブリューイング:ヒステリックIPA 6.5% IBU88
21 ビーイージーブリューイング:しげねヘイジーIPA 7% IBU35
22 Harvey’s Brewery:Sussex Best Bitter 4%
23 Mighty Oak:Oscur Wilde 3.7%
24 Purity Brewing:Pure UBU 4.5% IBU36

サイダー(シードル)
01 Once Upon A Three:Thrown Hat 5%
02 Westons:Vintage Perry 7.4%

途中ライブもあったりでイベント盛りだくさんでした。

Purity Brewing:Pure UBU

まずはイギリスから空輸されたビールを。輸送費だけで10万円以上かかったそう。濃厚!

ブリマーブリューイング:ポーター(右)
箕面ビール:W-IPA(左)

色の割にすっきりとしたポーターとホップ感があり、コクが強いW-IPA

ストレンジブリューイング:バーブドワイヤーDouble IPA
志賀高原ビール:ハウスIPA


苦味がかなり強いバーブドワイヤーDouble IPAとすっきりとしているが、後味に一気に苦味が来るハウスIPA

ビーイージーブリューイング:しげねヘイジーIPA

酸味のある薄めのIPAで飲みやすい。

Westons:Vintage Perry

サイダー、いわゆるシードルです。甘くて飲みやすいのにアルコール7.4%とかなり強め。

カスクエールという分類のビールたちを初めて飲みましたが、全体的にホップの青臭さを感じるフレッシュ感のあるビールたちでした。

面白かったのでまた来年も参加してみたい。

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