東京でワインが持ち込めるお店BYO レストラン マノワ 広尾駅 /フレンチ 10点
久しぶりに大当たりだったマノワ。
持ち込み料は都内の高級店では安い3,000円/本ですが、ワインの扱いは高得点をつけたくなるお店でした。
個室があったら更に最高でしたが、なくても最高。

広尾駅から600m、恵比寿駅からは800m程の距離があり、やや遠いのですがその距離さえもお腹を減らして美味しく食べる為のスパイスとして利用しましょう。

暫くすると見えてくるマノワの看板。
期待が高まります。
緩い下り坂を下りていき店内へ。
店内からは坂を下ってくるのが見えるので、スタッフがドアを開けてお出迎えをしてくれます。
店内はヨーロッパの伝統的な重厚で美しい造り。

今回は出口からすぐの席へ。
左手のカウンターにワインを置いたり色々できて、テーブルスペースを邪魔しないのが素晴らしい。

店のマーク入りアンダープレート(サービスプレート)は木製で、重量がありますが、食事の途中ソムリエールが軽々と運んでいきました。
負けた!(何かに)
18時オープンで、我々を入れて既に3組居ます。
19時の時点で満席になっていたので、かなりの人気店だと考えられます。

友人の外人忍者が少し遅れるというので、ビールをいただきました。
エビス、スーパードライ、ギネスが一律800円です。
駅から歩いて暑かったので、思わずスーパードライにしましたが値段が一律ならば一番高そうなギネスにすれば良かったかななどと貧乏人のSAGA。

ビアグラスでさえもいつも行くお店では見ないような繊細なグラス。
ステムを持っただけで折れそうです。

浅学でどこのメーカーかわからずでしたが、きっと名のあるグラスに違いない…

カトラリーは基本ラギオール・アン・オブラック。
高価な品ですねえ。

今回は6,800円のコースでしたが、メインが2皿で更に高度な料理を楽しめる12,000円のコースもあります。
食べきれないので今回はこのコースで。
それでも前菜を2品選ぶことができます。

料理の内容によって欲するものが変わる可能性があるからかデザートは後から聞きに来ます。
持ち込んだのは
ドメーヌ・ジャン・マルク・ボワイヨ/ピュリニ・モンラッシェ・1er・シャン・カネ2011

美しいグラスだなーと思っていたら

ロブマイヤーでした。
うーんこれは凄い。

3種のアミューズ
胃を活性化させるには十分な美味しさ。

熟成日本鹿のテリーヌ・山梨県芦安の夏野菜と共に
テリーヌも美味しいですが、野菜が非常に美味しい。

岐阜県天然すっぽんのフリット・焼きナスのソースで

すっぽんは下の方に隠れていますが、味わい深い。
こんなお洒落なすっぽん料理があるのか…

外人忍者は課金したものだけが食せる白アスパラガスの料理を。
そそり立つアスパラガスが美しい。

パンは2種類ですが、既に1つ食べ終えてしまいました。
とても美味しい。

バターはとぅるっとぅるの外観。
どうやって作っているのだろうか…
ここで赤ワインも抜詮。
ジェラール ラフェ/ジュヴレ シャンベルタン 2004

退色も始まっており、非常に良い色。
以前飲んだティボー・リジェ・ベレール/リシュブール2007に後半似た香りと味わいでしたが、どうしても届かない距離を感じます。
これが村名の限界点なのか。
だとするとそこまで近づけるのはむしろ凄いと思います。
シャトー ブラネール デュクリュ2011


どれもコルクの長さは程々。
この料理とグラスの具合でしたらもっと高いレンジのワインを用意すべきでした。
反省。

本日の魚料理は…何だったか…
上にかぶせてあるのは海苔で、これが魚とよく合いました。

いよいよ肉料理です。

私は和歌山県・夏いのししの赤ワインエビス煮込みに

課金すると更なるジビエの世界へと誘われることになります。
アナグマとかひぐまが気になりすぎですが、いのししの気分でした。

外人忍者はオーストラリア産牛タンのロースト 夏のハーブで
一切れいただきましたが、むちゃくちゃ美味しい。
肉の旨味が最大限に出ている焼き加減。
外人忍者に「こっちの方がワイン忍者の好みでは?」に激しく同意。

ここでチーズの提案。
夕張メロンみたいなミモレットの外観にグッときました。
右下手前3つはマノワのオリジナルチーズ。
当然オーダー。


外人忍者がほとんどの種類をオーダーするという。

ガス無しの水は600円で1回オーダーしたら際限なく飲めるシステム。
そういや席座ってから水は持ってこなかったな…
ここで飲むとボルヴィックおいしいれす。
以前川越シェフが水800円でネットで炎上しておりましたが、水が無料で飲み放題?なのは日本くらいなのでこれは適正価格でしょう。

ブルーベリーのクラフティ ヴァニラアイスと共に

ヴァニラアイスの名前に魅かれたっ!!!!
のでオーダー。

細部まで美しい。
女性は大喜びだろうなと思いながらガンガン食べます。

外人忍者は今日のデザートというドーナツの最終版みたいのをオーダー。
オメガ・ドーナツと呼んでもいいくらいの凄さ。
実際美味しいらしい。

最後に食後のコーヒーを。
外人忍者はリストレット・インテンツ、私はインドリアを。

濃厚で苦みがあるインドリアがとても美味しい。

私はお腹一杯でしたので茶菓はギモーヴだけで十分でした。

尚、外人忍者は茶菓を全部欲しいと所望した模様。
キミ本当に健啖家だね…

砂糖はコンペイトウも入っており、老人としてはグッとくる。
思わずちょっとつまみながらコーヒーを飲んでしまいます。
これだけ飲んで食べて2人で確か35,000円程。
ワインを私が負担したので、外人忍者が奢ってくれました。
抱いて!
お店はこちら
マノワ
個室:なし
グラス:ロブマイヤーなど
持ち込み料:3,000円/本
予算:17,000円
オススメ度:10点
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