ウメムラの新春福袋に入っていた白ワインの一つドゥラス
ルイ・ロデレールの傘下なんですね。


ブラインドで飲んで思いっきりブドウ品種を外しましたが、確かにこの複雑さは色々ブドウを使っている訳ですね(知ってから言うのは簡単ですが)。
ドゥラスの中でも一番安価なワインですが、十分美味しくいただきました。

ワインデータ

ワイン名:Côtes du Rhône Saint Esprit Blanc
生産地:France > Côtes du Rhône
生産者:Delas (Delas Frères) (ドゥラス(ドゥラス・フレール))
品種:Grenache Blanc (グルナッシュ・ブラン), Bourboulenc (ブールブーラン), Clairette (クレレット), Viognier (ヴィオニエ)
スタイル:White wine

ワイナリー

1835年チャールズ・オーディブルとフィリップ・ドゥラスがトゥルノン=シュル=ローヌでワイン商社メゾン・ユニックを買収し、それらを「オーディブルエ・ドゥラス」と改名しました。
ドゥラスの2人の息子アンリとフロランティンがオーディブルの2人の娘と結婚すると、2人の家族の間の結びつきは強くなります。

1924年に、アンリとフロランティン・ドゥラスは名前が「ドゥラス・フレール」に変わった会社を引き継ぎます。
彼らは、シャトーヌフ=デュ=パプでブドウ畑を購入し、エルミタージュのブドウ畑を拡大して生産の一貫した品質を確保することで、商社や家族経営の発展をしていきました。

戦後1945年ドゥラス・フレールのワインは国際的な場面で大きな需要がありました。
ワインは1952年からロンドン、ブリュッセル、アムステルダム、ジュネーブそしてアメリカへ樽で出荷されます。
1960年、ミシェル・ドゥラス(3代目)が会社の経営者に就任しました。
北ローヌ渓谷の主要な商社の1つとしてすでに認識されています。
ミシェル・ドゥラスはブドウ畑の取得を通じてワイナリーの開発を進めています。
彼の個人的な行動は輸出市場にも及んでいます。
1977年ドゥラス・フレールの招聘により、友人で輸出のビジネス・パートナーであるドゥーツ・シャンパーニュ・ハウスがその財源とノウハウをもたらします。
その後、生産地はサン・ジョセフのブドウ畑のふもと、トゥルノン=シュル=ローヌ近くのサン=ジャン=ド=ミュゾルに移されます。

1993年ブランドのドゥーツとドゥラス・フレールの両方が、ロデレール・グループの過半数株主であるルゾー家と提携しました。
この新しい傘の下で、お互いの哲学はそれ自身を十分に表現することができるでしょう。
1996年ファブリス・ロセはドゥーツとドゥラス・フレールの管理を受託しました。
すべての商業および行政サービスはマルヌに集中しています。
その後、サン=ジャン=ド=ミュゾルの生産現場で多くの投資と作業が開始されます。
1997年ファブリス・ロセの招待を受けて、ジャック・グランジはテクニカルディレクターとしてドゥラス・フレールに入社しました。
その貢献は、ブドウ畑の仕事と同様にワインの精巧さにも決定的に影響します。

2006年4月ラ・メゾン・ドゥラスは、アペラシオン・クローズ=エルミタージュでシャシーという場所にある6ヘクタールと12haの2つのブドウ畑を取得することによって、そのブドウ畑の統合とともに質的な上昇を続けました。
この新たな買収により、30haの広さのブドウ畑が開発されました。
ワイナリー「ドメーヌ・ド・グラン・シュマン」にちなんで名付けられたこの「ドメーヌ・ワイン」は、ブドウ園の所有者としてのドゥラス・フレールの個性主導の戦略の新たなステージを示しています。
2009年ファブリス・ロセは、エルミタージュAOCの厳格な自己供給によってこの戦略を強調しています。
ドゥラス・フレールは、その有名な「小地区ワイン」レ・ベッサールに加わる「ドメーヌ・デ・トゥーレット」を開発します。
両方のワインはハウスによって運営されているブドウ園から独占的に作られています。
2010年クレール ダルノー・マッケロウは技術チームに加わり、ジャック・グランジと並んで(発酵から瓶詰めまでの)酸素入力の正確な制御などの技術的側面に細心の注意を払って取り組んでいます。
また、メゾン・ドゥラス・フレールが手がけたAOCの豊かさと個性を反映した、小地区ワインに関する新しい方向性についても、AOCの「サン・テピーヌ」で表現しています。
2014年の美しいヴィンテージのサン・ジョセフ。
「人とワインを地球の中心に置く」というモットーが、その完璧な表現を見いだします。
2015年ドゥラス・フレールの180周年を祝うために、グループドゥーツとドゥラス・フレールはタン=レルミタージュの中心部にある土地の取得をしました。
技術的な表現手法は、ドゥラス・フレールによって提起された最も美しいアペラシオンのためのセッティングとなり、そしてレセプション・ルームは、ハウスが情熱を共有するための場所となるでしょう。

このワインは

ぶどう畑:約41,200ha(6つの地区)をカバーしています。この白ワインは生産量の約3%を占める5万hL生産。
気候:地中海タイプの気候は地方風によって特徴付けられます。ブドウの発育に必要かつ有益なこの激しい風は、北部地域と南部地域の気圧の差から生まれます。極端な季節の雨、暖かい気温、並外れた日差しもこの地域の気候の特徴です。

テイスティング

ブラインドで飲んで「ふっふっふシャルドネだな」と思ったらひとかけらもシャルドネは入っておりませんでした。
バカ舌発動です。
グルナッシュブラン、クレレット、ブールブラン、ヴィオニエというセパージュ。
爽やかな果実味のある香り。
甘めのアタックとグレープフルーツやパイナップルのような印象と豊富な酸。
後半苦味がピリッと感じられる。

飲んだ日:2019-04-20
飲んだ場所:公園
買った日:2018-11-30
買った場所:ウメムラ
価格:2,400円
インポーター:富士インダストリーズ

One thought on “飲んだワイン ドゥラス/コート・デュ・ローヌ サン・エスプリ ブラン2016 7点”

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