マーカッシンはフランス語でイノシシの子供「ウリ坊」の意味。
HPはワイナリーの紹介もなく、ウェイティングリストへの登録のみという中々強気な設定。
味わいも強気で、14年程度熟成したくらいでは丸みを帯びることもない頑強なワインでした。
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ワインデータ
ワイン名:Three Sisters Vineyard Pinot Noir スリー・シスターズ・ヴィンヤード ピノ・ノワール
生産地:USA > California > Sonoma
生産者:Marcassin Vineyard (マーカッシン・ヴィンヤード)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red wine
ワイナリー
*HPが上記の感じなので、色々な所から訳した文を載せます。
ヘレン・トゥーレーはカリフォルニアで最も影響力のあるワインメーカーの一人であり、彼女が扱うほとんど全てのワインは絶大な評価を受けています。
彼女はカルフォルニアにおけるカルト・ワイン現象に寄与し、ボルドーの品種を扱う事においてはブルゴーニュ品種であるピノ・ノワールとシャルドネへの扱いに匹敵するかもしれません。
トゥーレーは、ピーター・マイケル、パルメイヤー、コルギン、ブライヤント・ファミリー・ヴィンヤード、マルティネリ(1993-2010年にワイン醸造のコンサルティングをしていた)など、世界で最も優れたワイナリーのコンサルティングをしているワイン・メーカーです。
マーカッシンは、栽培家である夫のジョン・ウェットローファーと提携して経営しているトゥーレー自身のワイナリーです。
彼らは2,500から3,000ケースのシャルドネとピノノワールを生産し、そのワインの80%はメーリングリストのメンバーに販売され、1瓶125ドルで支払われます。
割り当てリストに参加するための待機リストは長く、購入の機会を得るために何年もの待ち時間があります(待機リストには5,000名が含まれています)。
マーカッシン(「若い野生のイノシシ=ウリ坊」のフランス語)は長年にわたって独自のワイナリーを持っていませんでした。
1992年から2011年にかけて、ロシアン・リバー・バレーにあるマルティネリワイナリーで作られました。
熟成はデュモルに隣接するウィンザーの工業団地帯で10,000平方フィートの施設で2010年8月から始まりました。
マーカッシンの20エーカーのブドウ畑、マーカッシン・ヴィンヤードはソノマの海岸にあり、ピノノワールが3分の2、シャルドネが3分の1に植えられています。
当初の40エーカーの土地は1985年に伐採され、太平洋から約200フィートの高さに240エーカーを含むように拡張されました。
他の2つの畑名が付くブドウは、他の近隣の真のソノマ・コーストのブドウ園(ブルー・サイド・リッジとスリー・シスターズのためのピノ・ノワール)から調達されています(マルティネリ所有で、トゥーレーとウェットローファーと共に開発されています)。
2010年以降、トゥーレーは2009年に完全生産を開始したソノマ・コーストのマーカッシン・ヴィンヤードにあるピノ・ノワールとシャルドネだけを生産します。
ワイナリーはとても秘密主義で情報をあまり出していません。
トゥーレーはブドウを非常に高密度に植え、収量を厳しく制限し、完全に熟してから収穫していると言われています。
彼女のワイン造りでは、シャルドネは圧搾され、ピノノワールは除梗(青臭いタンニンを減らす)し、1日に1つのポンプで低温浸漬(低温マセレーション)されます。
彼女は天然の酵母、主に新しいオーク樽を使い、発酵後冷暗所にワインを静置。
清澄、ろ過、低温安定化がないのでワインには細かい沈殿物があり、時には酒石酸結晶も含まれます。
基本的にワインは発売の5年前に熟成しています。
洗練されたワインはリッチで豪華で、寛大なアルコールを反映しており、熟成化の評判が非常に高い。
マーカッシンは約100樽のピノ・ノワールとシャルドネを生産しています。
ピノ・ノワールは生産量の3分の2です。
マーカッシンワインを入手する唯一の機会は、米国内市場でのピノ・ノワールの最高価格の中で300ドル〜350ドルまたはそれ以上になります。
アシスタント・ワインメーカーのマット・コートニーは、マーカッシンで数回収穫を行っており、今後マーカッシンが新しいワイナリーに移り住んだとき彼自身のブランドを開始するかもしれません。
テイスティング
年月を感じさせない力強さ。
果実味が非常に豊か。
エレガントさと荒ぶる力強さが同居。
プラムやチェリーの香りはいかにもアメリカらしい。
飲んだ日:2018-06-30
買った日:2010-04-20
飲んだ場所:炉窯ステーキ 煉瓦
買った場所:ワッシーズ
価格:50,000円
インポーター:株式会社ジャパンインポートシステム