ペンフォールズのマタロ…魔太郎??
名前に魅かれて思わず購入してしまいましたが、ムールヴェードル(モナストレル)のシノニム(別名)でした。
オーストラリア最大手の一つペンフォールズのお手ごろ商品。
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ワインデータ
ワイン名:Bin 2 Shiraz Mataro (Mourvèdre) ペンフォールズ/ビン 2 シラーズ・マタロ
生産地:Australia > South Australia
生産者:Penfolds (ペンフォールズ)
品種:Shiraz (シラーズ), Mourvèdre (ムールヴェードル)
スタイル:Red wine
ムールヴェードル(Mourvèdre):フランス南部のほかにスペインやオーストラリアで栽培される黒葡萄品種である。スペインではモナストレル(Monastrell)、豪州ではマタロ(Mataro)と呼ばれる。暑く乾燥した土地で良く育ち、芽吹きが遅いうえ遅霜に強い。若いワインは渋みが強いので他の品種とブレンドされることが多い。豪州ではグルナッシュ、シラーズとブレンドされ、各品種の頭文字を取ってよくGSMと称される。ただし長期熟成が可能で、この品種のみから作られた高級ワインも存在する。
魔太郎だと思ってメラメラしていたのに…
こんなバラの花柄のシャツどこで売っているのでしょうか。
他に着ているのは鉄拳のボクサーキャラであるスティーブ・フォックス位でしょう。
ワイナリー
ペンフォールズ、彼の成功は先見性と革新性によるものです。
1844年の初めから今日に至るまで、科学、芸術、革新の融合は、ペンフォールズをオーストラリアで最も有名で尊敬されているワインメーカーの1人にしました。
1844年初期のシェリーと酒精強化ワインが成功した後、創業者のメアリーとクリストファー・ペンフォールド博士はオーストラリアに渡りブドウを植え付け、この年マジール・エステートのペンフォールズ・ワイン会社として、本格的なブドウ園が正式に設立されました。
1870年同社が成長するにつれて、ペンフォールド博士の医学的評価も高くなり、ワイナリーの運営の多くがメアリー・ペンフォールドに移管されました。
早期から開始しているクラレットとリースリングへはますます普及し、1870年のクリストファーの死を機に、メアリーはワイナリーの全責任を引き継ぎ、ペンフォールズにおけるメアリーの治世は決意と努力により何年も栄えました。
1920年メアリー・ペンフォールドが1884年に退職し、娘のジョージ何マネージメント権を移管した時、サウス・オーストラリアのワイン全体の1/3を生産していました。
彼女は今日も続くワイン生産の新しい方法を試すという課題を決め、それは1896年のメアリー死後も大きな遺産としてペンフォールズは成果を上げています。
1907年までに、ペンフォールズは南オーストラリア州最大のワイナリーとなりました。
1948年マックス・シューベルトが同社初のチーフ・ワインメーカーになったことで歴史が再び生まれました。
忠実で真の革新者であるシューベルトは、1950年代にペンフォールズ・グランジを創造して長年にわたるワインの実験を行い、ペンフォールズを世界的な舞台に導いていきました。
1959年シューベルトは彼のグランジの実験を秘密に完結させ、「ビン・ワイン」の伝統が始まりました。
最初に、同社独自のバロッサ・バレー・ブドウ園のブドウを使ったシラーズ・ワインは、単に熟成用セラーにちなんで名付けられました。
そして、カリムナ・ビン28は、最初の公式なペンフォールズ・ビン・ナンバー・ワインになります。
1960年ペンフォールズのオーナーたちはマックス・シューベルトにグランジの生産を正式に再開するよう指示しました。
彼の決意と熟成ワインの品質がそれらを勝ち取ったのです。
すぐに多くのメダルを受賞し、グランジはすぐに世界で最も賞賛されたワインの一つになりました。
1988年、シューベルトが50歳の時にデキャンター・マガジンのマン・オフ・ザ・イヤーに命名され、ペンフォールズ・グランジは南オーストラリアの歴史的なワインとしてリスト入りしました。
21世紀、大成功にもかかわらずペンフォールズは決してその栄誉に頼ることはありません。
2012年にペンフォールズは、最も革新的なプロジェクトをリリース、2004カリムナ・ブロック・カベルネ・ソーヴィニヨンのアンプール12本を限定販売しました。
2年後、ペンフォールズは170周年を祝いました。
2008年のグランジでは世界で最も影響力のあるワイン誌2冊で100点満点でした。
今日、ペンフォールズは哲学と伝統を愛し続けています。
このワインは
ビン2は1960年がファースト・リリースですが、1970年代にはオーストラリアでの白ワインブームの絶頂期に一時的に生産が中止されました。
元のビン2は、ローヌの品種にもかかわらず「オーストラリアのブルゴーニュ」スタイルでした。
典型的なシラーズをベースにした柔らかいミディアムボディのワインです。
シラーズとマタロのビン2ブレンドは、オーストラリアのテーブルワインではまだ比較的珍しいです。
モナストレルまたはムールヴェードルとしても知られているマタロは、1830年代にオーストラリアで栽培されはじめました。
酒精強化ワイン生産でよく使われるこのブドウは、バロッサ渓谷に広く植えられています。
このブドウはブレンディングのためにワイン製造者によって評価され、複雑さと口当たりの向上をワインに追加します。
ビン2への関心は、伝統的なローヌの品種とブレンドの人気が盛んになるにつれて増加しました。
ヴィンテージ・コンディション
秋と冬は南オーストラリア全域で乾いていて涼しく、記録的な降水量は9月から3月まで続きました。
バロッサ渓谷やその他の暖かい地域では、栽培時期の開始がわずかに遅れました。
夏の早い時期に暖かくなる条件が豊富だったので、ブドウは健康な天蓋や良い房を作り出すことができました。
1月と2月初めの雨が歓迎されました。
春と初夏の気温は長期平均を上回り、シラーズの早期収穫をもたらしました。
その後の熟成マタロに適した2月中旬より涼しい状態が続き、すべての主要な栽培地域のブドウは、均等に熟して望ましい風味を発達させることができました。
南オーストラリア州は良いコンディションだったようです。
テイスティング
濃い紫がかったルビー色。
果実味豊富。
酸は穏やかでタンニンは丸く収まっている。
余韻にほんのりと塩気と苦み。
黒系果実が完熟している事が読み取れる。
コストコにて2,000円程だったのでコストパフォーマンスは素晴らしかった。
飲んだ日:2018-08-01
飲んだ場所:忍者屋敷
買った場所:コストコ
価格:2,200円
インポーター:トレジャリー・ワイン・エステーツ・ジャパン株式会社