あのルイ・ヴィトンが特別にチョイスしし、オーダーメイドでアッサンブラージュ(混ぜ合わせる)したワイン。

ボルドー格付け2級のラスコンブ。

 

ワインデータ

ワイン名:FLV François L Vuitton Collection Cuvée Privée du Ch. Lascombes
生産地:France > Bordeaux > Haut Médoc > Margaux
生産者:Ch. Lascombes (シャトー・ラスコンブ)
品種:Merlot (メルロ), Petit Verdot (プティ・ヴェルド), Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

シャトー・ラスコンブ

17世紀から現代に至るまで、10世代に渡るオーナーが互いを引き継ぎ、シャトーの歴史にその足跡を残してきました。
その道中には、シャトーのワインの素晴らしさに貢献した、色とりどりの人物たちが織りなす運命がありました。
シャトーのブドウ畑は、マルゴー地区で120ヘクタール、オー・メドック地区で10haあります。
現在では、1855年に格付けされたシャトーの中で最も大きな畑の一つとなっています。

シャトーの畑は、マルゴーで最も人気のある区画で構成されており、このアペラシオンではユニークな土壌タイプの組み合わせでできています。
カベルネ・ソーヴィニヨンとプティ・ヴェルドが植えられている砂利質の露頭、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンからなる粘土砂利のブロック、そして最後にメルロが最適な表現を見つける粘土石灰質の区画である。
興味深いことに、この畑のブドウの構成はメルローが優勢で、全体の50%を占めており、これはマルゴーのアペラシオンの中でもユニークな特徴である。

畑:120ha
従業員:36人
平均生産:300,000本

鉄の門の向こうに見える城の優雅な建築様式は、17世紀の要素と19世紀の要素が混在する、さまざまな様式を備えています。
17世紀に建てられた城は、1階部分が現存しているが、19世紀には歴代の城主が独自の工夫を凝らした。
特に上層階には、その時代に流行したイギリスの影響を見ることができます。
周囲の敷地からは、シャトーと隣接するブドウ畑の眺望が素晴らしい。

フランソワ・L・ヴィトン

友人たちは親しみを込めて彼を「FLV」と呼びます。
一族の男子が皆そうであるように、かの有名な高級ブランド創設者である高祖父ルイ・ヴィトンから名を受け継ぎ、フランソワ=ルイと名付けられました。
旅行鞄の匠人がはじめてアトリエを設けることになる、パリ郊外のアニエール。同じ地に建てられた一族所有の邸宅で彼は幼少期を過ごします。

しかし、一族が用意した道とは異なる世界を選ぶフランソワ=ルイ。
パリ流のエレガンスを取り扱う企業家として、特にイネス・ド・ラ・フレサンジュと長期に渡りコラボレートすることになります。

美しく良質のものを好み、高級ワインと葉巻の愛好家でもある彼は、クオリティの高い料理や高級外食産業に情熱を傾けるあまり、その情熱の中でも最も彼を象徴するもののひとつと人生をともにすることになります。
以前からボルドーに愛着を抱いていた彼は、そこでワインへの情熱と好奇心を育みます。
当初は友人たちとともに発見し、共有する題材であったワインが、徐々にコレクションの対象となります。

格付けされたグラン・クリュを所有するワイン生産者や、それよりも慎ましい所有地を訪れるのが彼の楽しみです。
重要なのは味と情熱。
彼らの多くは夏にアルカション盆地で再会します。
そこは彼が何十年も前から生きる喜びを謳歌している地なのです。

高まり続けるこの情熱に突き動かされた彼は、やがてワイン生産と卸業を営む人々と出会うことになります。
彼らの名は、パトリックとジャック・ブエイ。
3世代前からボルドーに居を構える一家で、彼らがフランソワ=ルイの夢を叶えることになるのです。
その夢とは、主に格付けされたグラン・クリュ所有地で生産されるボルドー高級ワインの個性的なコレクションを作ること。

彼のイメージに沿ったコレクション。
それは最高の土地から生まれる正統派のクリュであること。
ただし、何よりもまず、彼が慈しむ食の喜びと友情への称賛に見合った、楽しみながら飲めるワインであること。

しかし単にワインをセレクトするだけの役にはとどまらないフランソワ=ルイ・ヴィトンは、フランス流ライフスタイルに対する彼の愛情を世界の至る所で共有する伝道師となるのです。

ボルドーの格付けグラン・クリュ第1級を選定すること。
大半の人々と良好な関係を築ける彼の人となりを考慮すれば、それはフランソワ=ルイにとって容易であったはずです。
しかし、彼が誰よりも心得ていたのは、これらのボトルが至高の宝であるがゆえに、人は得てして開けるよりも見惚れるほうを選ぶということです。

「FLV」という名の享楽主義者は、長期間待つことなく味覚の喜びを共有できるワインを求めていました。
彼自身の配慮により醸造され、アッサンブラージュが行われるオーダーメイドのプライベート キュヴェを、樽数個程度作ること。
厳選されたグラン・クリュ生産者ひとりひとりにこれを提案しました。

このワインは

土壌:砂利質の丘陵(カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド)、粘土-砂利(メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン)、粘土-石灰質の区画(メルロ)。
面積 112ヘクタール
ヴァラエタル メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50
栽培方法 葉の除去、グリーンハーベスト
ワイン醸造 温度管理、ステンレスタンクと木製のタンク、区画と品種の選択
熟成: 新樽100%で16ヶ月間熟成。

テイスティング

ルビー色。
カシス、薫した香り。
スパイス感のある味わい。
どっしりとしたタンニン。
今から毎年10年間は飲んでみたくなる味わい。

飲んだ日:2022-11-19
飲んだ場所:雅叙園
価格:18,183円
インポーター:ピーロート

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