飲んだワイン マルサン葡萄酒/ミワクボ メルロー&プチベルドー2023 6点

かなり久しぶりか初めて飲んだかもしれないワイナリー。
もう少し香りとタンニンと果実味とのバランスが欲しい…
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ワインデータ
ワイン名:Miwakubo メルロー&プチベルドー
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:マルサン葡萄酒 (若尾果樹園)
品種:Merlot (メルロ), Petit Verdot (プティ・ヴェルド)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
日本のぶどう栽培、ワイン醸造の始まりの地で、代々ぶどうを育ててきました。
現在は、さまざまな品種のぶどうを販売し、ぶどう狩りを受け入れる「若尾果樹園」と、ファミリーワイナリー「マルサン葡萄酒」として家族みんなで営んでいます。
観光ぶどう園としての歴史は、1968年から。
3世代にわたって訪ねてくださるお客さんもいらっしゃいます。
ワインづくりは、近年力を入れていること。
ワインの一大産地である土地柄、周囲の仲間の刺激も受けながら、若尾家らしいオリジナリティのあるワインを醸しています。
若尾家の歴史
300年前
遅くとも江戸時代までにはぶどう栽培を開始
江戸時代
勝沼宿の脇本陣を営む
明治4年 1871
山梨県で4番目の郵便取扱所となり、その後、電話交換局も営む
明治31年 1898
ぶどう栽培に利用する鉄線棚を日本で初めて考案。それまでは竹棚が主流だった
昭和10年 1935
この頃から40年ほどアンズ栽培も行い、ジャムに加工したものは東京の三越などで売られていた
昭和21年 1946
勝沼第5区葡萄酒共同醸造組合に加入
昭和35年 1960
観光遊覧園を始める
昭和38年 1963
有限会社マルサン葡萄酒設立
平成20年 2008
醸造担当に現代表・亮が就任。ワイン醸造が本格化
このワインは
20年以上前から自社畑で育てる2品種を、それぞれ最適な時期に収穫し、両方の個性を引き立たせた上でブレンド。
ステンレスタンクで発酵させています。
テイスティング
深い赤紫の色調が特徴的で、グラスに注ぐとその濃密さが視覚的に伝わってきます。
透明感がありながらも奥深さを感じさせる色合いで、ゆっくりとグラスを回すと粘性が軽やかに現れ、ワインのエレガントな性格を示唆しています。
この色調は、若々しさと力強さを兼ね備えた印象を与えます。
香りは控えめながらも魅力的で、黒果実のニュアンスがまず感じられます。
カシスやブラックベリーの濃厚な果実感に加え、ほのかに土や大地を思わせる複雑なアロマが広がります。
一口含むと、力強いタンニンと生き生きとした酸味がバランス良く感じられます。
果実味は控えめで、黒果実のフレーバーが中心となり、しっかりとした骨格を持つ味わいです。
軽やかな粘性とともに飲み心地は爽やかで、余韻にはタンニンの存在感がしっかりと残ります。
全体として非常に個性的で、フレッシュな酸味と力強い構造が特徴のワインです。
香りが少なく果実味も少ないイメージでした。
飲んだ日:2024-12-06
飲んだ場所:オアシス
価格:2,640円