初めて飲んだワイナリー。

自然酵母に亜硫酸を少なくしていて自然派ガンガンかと思いきやそうでもありませんでした。

 

ワインデータ

ワイン名:Remerciements Grand Blanc
生産地:Japan > Nagano
生産者:Ferme 36 (矢野園) (フェルムサンロク)
品種:Chardonnay (シャルドネ), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン), Pinot Gris (ピノ・グリ), Gewürztraminer (ゲヴュルツトラミネール), Silvaner (シルヴァーナー), Riesling (リースリング), Chenin Blanc (シュナン・ブラン)
スタイル:White Wine

ワイナリー

矢野喜雄さん・久江さん・壮達くん
2014年、大町市に移住。
ワイン用ぶどう栽培をはじめる。
2017年ヴィラデストワイナリーにて委託醸造、白品種の混醸「Remerciements(ルメルシマン)2017 BLANC」を初リリース。
2019年自社ワイナリー開設。
喜雄さんは、1970年生まれ、埼玉県出身。
久江さんは1971年生まれ、栃木県出身。
壮達くんは、ちびっこヴィニュロンとして、よろづ作業を担当している。

NAGANO WINEより

このワインは

原料:大町市平新郷産
品種:シャルドネ50.8%、ソーヴィニョン・プラン24.8%、ピノ・グリ11.7%、ゲヴェルツ・トラミネール48% シルヴァーナ3.1%、リースリング1.8%、シュナン・ブラン1.3%、その他1.7%
収穫:10月5日~10月19日
瓶詰日:2023年7月14・15日
瓶詰本数:1,663本

ヴィラデストワイナリー・小西氏への委託盤造期(2017、2018年)に確立した混醸白ワイン。
品種の個性が互いを補完し合い、高め合い、総体としてテロワールを表現するというスタイルが気に入っています。
北海道岩見沢市栗沢町の中澤夫妻がつくる「栗沢ブラン」への憧標がヴィニュロンになろうと決意した大きな要因の一つでした。
2019年、自家醸造になり、品種ごとに収穫、搾汁を行い、発酵中にアッサンブラージュを行うこと、野生酵母により発酵を始めることが委託釀造時代 との相違点となります。
品種ごとに熟期を見極めながら収穫。
閉型バルーンプレスもしくは手動式バスケットプレスによりホールパンチプレス(全搾汁)。
果汁を澱下げした後、上澄みを他の容器へ移動。
野生酵母によりゆっくりと発酵を始めました。
発酵中にアッサンブラージュ、混醸へ移行。
発酵期間約2か月。
発酵終了後、瓶造直前まで6か月半澱の上で貯蔵(シュール・リー)。
発酵及び貯蔵はステンレスタンク。
搾汁時と瓶詰時に極少量の亜硫酸を添加(一部ロットは瓶詰時亜硫酸添加なし。「BTL-SS」)。
清澄やろ過等の人為的介入はありません。
2021は気象事由による収量制限(6月の花ぶるい) のおかげで、GRAND BLANCの品質になりました。
2022は花ぶるいの障害はありませんでしたが、2021に並ぶ果実の凝感を得ることができました。
樹齢が1年増した分、口中早くから大町の土地個性を感じます。
合溢れる果実味、グラスごと日ごと発見ある風味の移ろいをお楽しみください。

Remerciementsの由来
ワインは、ぶどうから。
ぶどうは、天候、大地、人から 土地固有の味が育まれます。
2017年植期4年目にして初めての収穫。
3度目の ヴィンテージ2019年に果実酒製造免許を取得し 初仕込みに悩みました。
天地はもとより、大町にゆかりのない私どもを受け入れてくださった地元の皆様、葡萄を栽培する過程において助けてくださった多方面の皆様へ心からの「感謝」という意味を込めて、「Remerciements (ルメルシマン=謝辞)」と名付けました。
自然を相手にする農業は、なかなか思い通りにいかないものです。
大きな自然の力を恵としていただき寄り沿い生きること。
どんなに文明が進歩しても「折り、感謝する」気持ちを大切にしたい。
Ferme36は、自家栽培から糖造したワイン (「ドメーヌ」もの)に「Remerciement’s」と表記します。

テイスティング

透明感のあるイエローゴールド。
微発泡性があり、グラスの中で優雅に輝きます。
フレッシュな葡萄や柑橘系の爽やかな香りが最初に感じられます。
続いて、黄桃、洋梨、はちみつ、ナッツ、ハーブといった豊かな香りが広がります。
梨や青りんごといった果実の香りも感じられます。
味わいは軽やかで、微発泡が爽快感をプラスしています。
口に含むと、まずは柑橘系の果実の風味が広がります。
続いて、果実の甘味と酸味がバランスよく絡み合い、厚みのある味わいを楽しむことができます。
甘さと酸味の絶妙なバランスが、このワインの魅力を引き立てています。
酸味が心地よく、後味にはほのかな旨みが残ります。
様々な品種の恩恵が凝縮されたワイン。

飲んだ日:2024-06-05
飲んだ場所:ピザバーナポリ
価格:4,400円

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