友人忍者がロシアでの任務に赴いた際に土産で買ってきたロシアワインをどこかで飲もうと提案してくれたのでスンガリーを選んでみました。
当然他の忍者も第四出動です。
お店の代表取締役は映画「紅の豚」のジーナ役や「知床旅情」の歌手の加藤登紀子さん。
お店の対応は非常に良く、ワイン持ち込みの件での質問に丁寧に答えていただき、お店に発送し届いたら電話までいただきました。
看板はやや小さめなので目立ちにくいですが、上を見ながらなら発見できます。
古き良きロシアのお姐さんでしょうか。
昔のロシアの女性はプラトーク(ウールのショール)をみんなしていたイメージです。
色々な所にしっかりロシア語を織り交ぜてきて、入店前からテンションが上がります。
細長い階段で地下に降りていきますと、かなり広い店内。
扉を閉めると個室になりそうです。
雰囲気があって素晴らしい。15人以上入る部屋でした。
今回はこの部屋に他にお客が10名ほどおりました。
という事は持ち込んだワインも料理に合うはずです。
期待が高まります。
ロシアに特化したお店のウォッカも気になりますが、唐揚げ忍者が泥酔して「モード反転!ビーストモード!」になると困るのでそっとこのページを閉じました。
サウク・デレ/セミ・スイート・ホワイトN.V.
Sauk Dere/Semi Sweet White
黄金色。ハーブ、黄桃、杏子、土の香り。甘さの後に苦味。飲めたことが嬉しい珍しいワイン。300(525円)ルーブルくらいと安い。
まずは一本目。
当然見たことはないワイン。
自家製生サーモンのフレッシュマリネ「マリノーブナヤ・ケタ」
それをクレープ生地のようなブリヌイで包むマリノーブナヤ・ケタのブリヌイ包み920円
お店のお姉さんが丁寧に一つずつ作ってくれます。
サワークリーム、生オニオン、キュウリ、キュウリのピクルス、生サーモンマリネが包まれており、味の濃い小麦粉で作ったブリヌイがよく合います。
ロシアでは朝食で食したり、ファストフードとして食べるそうです。
ロシア料理はキュウリとキュウリのピクルスを一緒に出すことが多いようです。
セリョトカ(塩漬けフレッシュニシンのオイル漬け)1,500円
丁度いい酸味。
ピンク?サラダ
これは私が頼まなかったのでよくわからない。
後で頼んだ黒パンにポテトサラダ部分を乗せても美味しかったです。
ボロディンスキーパン200円
歯ごたえがあって美味しい。
コールド・ヤズィック(自家製牛舌のハム)1,350円
牛タンハムは2種類あり、舌の違う部分を使用しているのでしょう。塩気が結構あり、ワインが進みます。
ウサジバ・ジヴノモルスコエ/カベルネソーヴィニヨン2014
Usadba Divnomorskoe (Усадьба Дивноморское)/Cabernet Sauvignon2014
紫がかったルビー色。ピーマン、ベリー、干しぶどうの香り。タンニンはやや強い。余韻が短い。フランスに比べるとどうしても後一歩さを感じてしまうが、十分美味しい。これは3500ルーブル(6000円)くらいとかなり高級品。
19時過ぎるとあっという間に満席になり、予約なしのお客がどんどん諦めて帰っていきます。
ウクラインスキー・カツレツ(三元豚のマッシュルームの包み揚げトマトソース仕立て)1,700円
豚とワインがよく合いました。
マグレ鴨胸肉のクメリ・スネリ風味1,800円
味が濃くてニュージー忍者が「美味しい牛肉!」と叫びましたが、鴨肉ですからね!?
ビーフストロガノフ(細切り牛ヒレ肉と茸の煮込み、香り豊かなサフランライス添え)1,850円
想像していたビーフストロガノフとは違いましたが、サフランライスが非常に美味しく、大満足。
ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン2014
Caymus Vineyards (Wagner Family of Wine)/Cabernet Sauvignon2014
安定のアメリカワイン。 濃いルビー色 ジャム、革、バニラ、ダークチェリーの香り。 やや甘い。 果実の凝縮味がものすごい。 美味しい。
香りも味も特徴的で、テーブルに持って来た時にニュージー忍者が「いい香り!」と言った様に、香りが強い。
パシテッド・イズ・ウチャーチヌイ1,250円
(鴨のパテ、バケット添え)
当然どのワインとも合います。
バグラジャン750円
(トマトを巻いた茄子の冷製)
茄子がお洒落すぎてびっくりしました。
シャトー・カントメルル2011
Chateau Cantemerle2011
濃いルビー色。 ベリーの香り。 エレガント。 フレッシュ。 タンニンは穏やか。 女性的な印象。
やはりボルドーは飲みやすい。
ナルサイ/カベルネソーヴィニヨン2002
Narsai/Cabernet Sauvignon2002
ルビー色。
バニラ、ジャム、ベリーの香り。
タンニンは穏やか。
カルフォルニアらしい陽気な仕上がり。
ニュージー忍者持ち込み。
ネットで買ったらしいのですが、今は全然売っていない。
生産量がかなり低いのでしょうか。
バトルシキ520円
(トゥボルグチーズのロシア風タルト)
マサンドラ/カゴール2012
Massandra/Kagor2012
濃い色合いのブルゴーニュレッド。
プルーン、鉄、ジャムの香り。
甘い。
余韻は長い。
飲めたことが嬉しいワイン。
ロシアで1,000円くらいだそうです。
驚きのバーガンディー・レッド。
色だけならブルゴーニュ産に見える。
ロシア料理店に持ち込みというのは初めてでしたが、とても楽しく飲むことができました。
新宿には2店舗ありますが、どちらに行っても良さそうです。
この日はロシア人のホールスタッフは1人だけでした。
お店はこちら
スンガリー 新宿東口本店
個室:あり 10~20人可
グラス:シュトルッツル
持ち込み料:1,000円/本
予算:7,000円
オススメ度:9点
関連ランキング:ロシア料理 | 西武新宿駅、新宿西口駅、新大久保駅
[…] スンガリー新宿東口本店に比べるとやや外観からは見つけるのが難しいです。 […]