海外用のビールだった梅雨セゾン。

コロナ禍の寄付プロジェクトとして今回は日本でも缶で発売となったそうです。
飲んで寄付できるならば全然進んでさせていただきます!

ビアデータ

ビール名:TSUYU SAISON
生産地:日本 埼玉県
生産者:KYODO SHOJI COEDO BREWERY × STONE BREWING × GARAGE PROJECT × Francis Ford Coppola Winery
アルコール:8.5%
IBU(苦さ 平均15~20):23.5
モルト:Pilsner, Wheat, CaraPils, Munich, Sour
ホップ:Jaryllo, Motueka, Aurora
タイプ:バレルエイジ・セゾン
価格:390
インポーター:

ブリュワリー

コエド

COEDOの母体である協同商事は、1970年代から「安心で安全で美味しい」をコンセプトに有機農業に取り組み、農の地、川越とともに歩んできました。
古くから川越には、土壌を健全に保つための「緑肥(=緑の肥料)」として麦を植えるという農法があります。現代の川越の農家の方々は土づくりのためと、麦は収穫せずに畑に鋤き込んでいました。
これを使ってビールをつくってみてはどうか?これがビール造りの着想の原点でした。
日本で独立した麦芽製造会社不在のなか、試行錯誤の末、川越の麦を麦芽にすることは断念しましたが、1996年、川越の大地で育まれたさつま芋を用いてビールを醸造することに成功しました。
この製品がコエドブルワリーが開発したはじめての製品※1であり現在の紅赤-Beniaka-につながるものです。
形などの理由から規格外品として廃棄をされてきた農産物をどのように有効活用するかというテーマが結実したものといえます。
川越の大地との関わりなくしてCOEDOは誕生していません。
私どもが農の一員として川越の地にいたことによる偶然と幸運に感謝しています。
※1 酒税法ではさつま芋がビールの原料として定義されていないため発泡酒となります。

1994年、規制緩和により小規模醸造に門戸が開かれ日本各地で「地ビール」が流行しました。
小規模なものづくりには修行を積んだ職人が必要です。しかし突如として誕生した地ビール業界では、職人不在のまま未熟な醸造技術で、「食品」ではなく「観光土産」として製品づくりを行う企業がほとんどでした。
当初は物珍しさも助けましたが、値段が高く、クセがあり、かならずしもおいしくないというネガティブなイメージが定着。
やがて地ビールブームは沈静化へと向かい、当時のコエドビールも少なからず打撃をうけました。
本物の職人のビール造りを学ぶため、1997年、ドイツから代々ブラウマイスターを家業とする4代目クリスチャン・ミッターバウアー氏を招き、COEDOの職人たちは、彼の下で5年間本場のビール造りを学びました。
ミッターバウアー氏から正統な職人気質を、技術的にも精神的にも継承し、基礎としているのがCOEDOの職人達です。
小さな醸造所だからできる職人の手仕込みによるものづくりと、ブラウマイスターから継承した正統なクラフトマンシップによって、2006年、COEDOは観光土産の「地ビール」としてではなく、「クラフトビール」という新たな概念を日本の皆さんにご提案しはじめました。
ビールのすばらしさと、COEDOの想いを「Beer Beautiful」という言葉に込めて、ビールの「伝道士」として、皆さんへビールとともにある人生の楽しみをお伝えしています。

COEDO Craft Beer 1000 Labo(コエドクラフトビール・ワン・サウザンド・ラボ)は、2015年7月、川越に開設しました。
この醸造所は1000ℓという小さいスケールで1000種類のビールを試作していく「ラボ」がコンセプト。
クラフトビールの世界をより深く知っていただくために、業界の垣根を越えたコラボレーションも推進しています。
また、埼玉県の飲食店経営会社、SLBカンパニーとのコラボレーションによるタップルーム「香麦-xiangmai-(シャンマイ)」を併設し、試作したクラフトビールをお楽しみいただけます。
2016年9月、緑豊かな自然の中で環境と一体になったサステナブルなクラフトビール生産活動のため醸造所を移転しました。
この醸造所は昭和50年代に建てられ企業の研修所として使われてきた美しい建築を改修したものです。敷地内に掘った井戸から醸造用水を確保し、醸造活動で排出される排水もブルワリーで浄化し自然に還しています。
また、排出される麦芽や酵母を科学者と農家の力を借り、良質な飼料として牛や豚に食べてもらうことで利活用する地域循環の仕組みにも取り組んでいます。

1996年に踏み出した小さな一歩は、現在では世界のコンテストでも高い評価を頂けるようにまでなりました。
職人達の勤勉で真摯な立ち振る舞い、日本的な繊細な感性は世界のビールファンにも受け入れられています。農と川越の地で生まれたCOEDOの背景から、さつまいもを原料とする世界でも出色の日本のビールである紅赤-Beniaka-が生まれました。
ビールの分野において日本人にできることを確信し、ジャパニーズ・クラフトビールとしてCOEDOを世界の人々にお届けします。

ストーン

ストーン・ブリューイングは、ビール愛好家/自作醸造家のスティーブ・ワグナー(ストーンの社長および元醸造長)と、ビールオタク/ロックンロールの起業家グレッグ・コッチ(ストーンの重役)のコラボレーションとして始まりました。

スティーブとグレッグは、もともと1989年にロサンゼルスでお互いに音楽業界で働いていたときに紹介されました。
スティーブのバンドは、まさにグレッグが新しくオープンしたリハーサルスタジオで部屋を借りることになりました。
その出会いは短く、そして数年後にビールの熱狂的な運命が彼らをUCデイビスの「ビール官能評価」という週末のクラスに導いたときまで、彼らは再び遭遇することはありませんでした。
その日の朝、グレッグはスティーブを覗きながら「どこかで見たことがあるぞ?」と考え、スティーブは休憩中に歩いていき「君はグレッグじゃないか?」と言った。
クラス終了後、ビールに関してスティーブとグレッグは彼らがクラフトビール革命の一部であることへ激しく意見を交換しました。

次の3年間、スティーブとグレッグは定期的に集まり、ビールと醸造について話し続けました。
アメリカのビールを飲む人の専制的な抑圧を黄色い炭酸ビールメーカーの手に委ね、アメリカの新興クラフトビールの努力を称賛した結果、唯一の結論が明らかになりました。
そう、彼らは自分たちのビール醸造所を開かなければならないという事です。

スティーブの醸造についての知識とグレッグのこれまでのビジネスの成功により、これら2人のビール狂信者たちは、新しいステンレス鋼醸造船に必要な資金を集めることができました。
長い検索の結果、新しく結成されたチームは、サンマルコスでストーン・ブリューイングに最適な場所を見つけ、7月26日にリボンをカットして最初のビールをタップしました。
信じられないかもしれませんが、レポーターとテレビのカメラがビール醸造所の1周年記念日をカバーするために現れたとき、グレッグは緊張し過ぎてインタビューを台無しにし、そしてそれは放映されませんでした。

それ以来、ストーン・ブリューイングは大きく成長しました。
同社の成長はそれほど大きくはないですが、安定しており、それでも変わらなかったのはストーンの中核的価値観であり、クラフトビールの限界を押し広げたことです。
どちらもストーンが生まれてから何年にもわたって実現してきた拡張プロジェクトの重要な要素です。

ガレージプロジェクト

ピート・ガレスピーとジョス・ラッフェルによって、ピートの兄弟イアンの助けを得て開始されました。
醸造を始めたとき、彼らは矮小でした。
ガレージプロジェクトは、マイクロ・ブリューイングさえも呼べないような…まさにナノ・ブリューイングでした。

しかし、サイズとして欠けていたものは、敏捷性と能力で補って有り余るものでした。

そのような小規模で醸造しているときは、リスクを取る余裕があります。
それは彼らに合いました。
何か新しいことに挑戦したかったのです。

数年が経ち、成長してきましたが、同じ思いがガレージでの仕事のやり方を形作っています。
50Lを醸造する場合でも、数千Lを醸造する場合でも、リスクを取り、少し楽しんで新しいことに挑戦するために、彼らはまだここにいます。

昔、彼らが醸造を始めたばかりの頃、お互いについて少し言い訳を書いて、自分たちが誰であるか、そしてウェリントンで醸造を始める道を自分たちに導いた理由を書きました。
もしあなた自身の自叙伝を書いたら、あなたはそれがどれほど難しいかを知るでしょう!

コッポラ

フランシス・フォード・コッポラは、ゴッドファーザー三部作や地獄の黙示録などの壮大な映画で6回のオスカー受賞し、監督、作家、プロデューサーとして最もよく知られています。
作家、監督、プロデューサー、そして技術の先駆者として、コッポラは現代アメリカ映画を形作るのに役立った作品を生み出しました。
彼は50年以上映画を作り、40年近くワインを作っています。

1975年、フランシスとエレノアは、1,400エーカー以上の土地と創設者のギュスターヴ・ニーバウムのビクトリア朝の家と馬車の家など、歴史的なイングレノック・エステートの一部を購入しました。
コッポラはエステート・ニーバウム・コッポラに改名し、1978年にルビコンの最初のヴィンテージを生産しました。
1995年、コッポラスは、イングレヌーク・シャトーと約90エーカーのブドウ園を含む元の区画の残りの部分を購入し、その結果、エステートを歴史的な次元に戻しました。
2011年コッポラは象徴的なイングレヌークの商標を取得し、コッポラは今後、彼の有名なエステートがその歴史的な元の名前であるイングヌーク名義で発表しました。
彼は常に夢想家でしたが、情熱と献身をもって夢を現実に変えた珍しい人の一人です。
彼の夢と興味は映画とワインに関係しているだけでなく、食べ物、文学、旅行も含んでいます。

イングレヌークに加えて、コッポラはカリフォルニア州ガイザービルにフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーも所有しています。

このビールは

COEDOでは、来月6月8日(月)出荷開始となる、コロナ対策支援チャリティー商品「梅雨セゾン -Tsuyu Saison-350ml缶」を発売させていただくことになりました。
これまで、数多くの限定ビールを生樽、大瓶で販売してきましたが、より多くのお客様にお楽しみいただけるよう当社では初めての缶商品の限定ビールのご案内となります。
また、本商品は「ONE AND ONLY」 プロジェクトの趣旨に賛同し、1本あたり20円を、全人類に共通して資するような新型コロナウイルス対策を行っている団体へ寄付いたします。
寄付金額につきましては、販売終了後に当社SNSで報告いたします。

もともとは米国市場向け専売商品として、COEDO、アメリカ カリフォルニア・サン ディエゴの Stone Brewing、ニュージーランド・ウェリントン Garage Project との3社コラボレーションで醸造した「梅雨セゾン」を、さらなる製法改良により味わいをバージョンアップして再リリースされました。

テイスティング

薄いアンバー色。
粘度が高い。
甘い梅酒の香り。
梅雨のジメジメした湿った感じ…は味わいの方かな?
しっとりとした味わい。
アルコールの高さを感じる。
甘みがある味わいは高級梅酒っぽい。

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