ベアードビールの季節限定ビール。

ジュビレーション(大歓喜)という新年をお祝いする用に作られたビールです。
新年を迎える前に思わず飲んでしまいました。

ベアードビール/ジュビレーションエール

 

ビールデータ

ビール名:JUBILATION ALE
生産地:日本 静岡県
生産者:BAIRD BREWING COMPANY
アルコール:8.0%
初期比重:16.5
IBU(苦さ 平均15~20):28
モルト:フロアモルテッドピルスナー&マリスオッター、アンバー、キャラメル、チョコレート
ホップ:生ホップ ( ペレット、抽出物は不使用 )- 各種
タイプ:スコッチエール
価格:520円
ベアードビール/ジュビレーションエール

ブリュワリー

彼らの夢は、1997年に動き始めた。
この年、ブライアンとさゆりベアードは東京での仕事を辞め、ビール醸造を学ぶためアメリカのクラフトビール・ルネッサンスの中心地であるアメリカ北西部へ向かった。
2000年友人や家族の協力を得てベアード・ブルーイング・カンパニーを設立。

ベアード・タップルーム沼津フィッシュマーケット、OPEN
スタッフだけでお客さんのいない店。
タップルームをオープンしてから半年、店は静まりかえり、地元の人にも知られていなかった。
生き残るためには、もっと資金が必要だとわかる。

ベアード・ブルーイング・カンパニーは、醸造免許を取得し、2001年1月、ベアード・タップルーム沼津フィッシュマーケットでベアードビールの販売を開始する。
他のブルワリーのビールと異なり、ベアードビールは無ろ過で2回発酵させている。そのうちの1回は充填後。
自然発泡のビールだから、キンキンに冷やさず一番おいしく味わえる温度で提供している。

“渇いている東京市場”でベアードビールの販売を拡大するために、2003年、醸造所の拡張に取りかかる。
ベアードビール・ブランドのアートワークの夜明けである。
開発したのは、グラフィック・デザイン・アーティスト西田栄子さん。
今も、全てのアートワークがエイコさんの手で情熱的に制作されている。

新しい設備で醸造を開始したのは2006年1月1日。
その日は偶然にも、ベアード・タップルーム沼津フィッシュマーケットでベアードビールがデビューしてから5年目の記念日だった。
振り返ると困難なことの多かった5年だったが、一歩ずつ着実に進歩し続けてきた。
幸運にも、駿河ビール所有だった中古の1000L醸造設備を手に入れることができた。

ベアードビール/ジュビレーションエール

ベアードビールの最初のコンテナが2008年アメリカへ旅立ち、輸出という冒険旅行が始まる。
その後、輸出先のパートナーと提携し、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港などニッチなビール市場を開拓。
輸出先は、年々増え続けている。
5月、ベアード・タップルーム中目黒、OPEN
醸造量も余裕がもてるようになり、またタップルームを経営するノウハウも積み上げてきたので、東京地区でのタップルーム・ビジネスを拡大することを決定する。

2009年8月8月、ベアード・タップルーム原宿、OPEN
日本の居酒屋文化の代表・やきとりとベアードビールが楽しめる店。
和と洋を組み合わせたユニークなコンセプトが人気だ。
横浜馬車道にベアード・タップルーム、OPEN
関東で初めての、本格的アメリカン・スタイルのBBQが楽しめる店として2011年1月、オープン。
大きく赤くペイントされたJ&R製Smoke-Master Ovenがはるばるテキサス州メスキートから届いた。

2013年修善寺の新しい醸造所。
3年もの月日をかけて、沼津とその周辺を探し続け彼らの未来にふさわしい場所をついに見つけることができた。

ベアードビール/ジュビレーションエール

このビールは

このホリディシーズンを祝うエールには、いちじくとニッキの小枝が使用されている。
新年を祝福し楽しむという日本の素晴らしい伝統を象徴するかのように、ラベルもビールも、喜びに満ちている。
(ちなみに、ニッキの小枝は、伝統的な「水引」をイメージし、お正月らしさを演出した)

人生とは儚く短いものだ。人間としてこの世に生を受けてから、あっという間に時は過ぎていく。
歳を重ねる毎に、その現実を明白に感じる。
苦しい時もある、単調な毎日をただ淡々と過ごしている時もある、ただそれを除けば、不思議と楽しいこと、喜ばしいこともいっぱいある。
年末のこのホリディシーズンは、人生における喜びを祝い感謝するすばらしい季節だ。
ベアードブルーイングでは、毎年このクリスマス&ニューイヤーホリディエールを仕込み、人生の喜びを表現している。

このリッチかつモルティで祝いの席に映える朱色のエールは、地元産の 2 つの原材料を加え、より特別なフレーバーを醸し出している
(1) 摘み立ての完熟いちじく
(2) ニッキ(シナモン)の小枝。フルボディでアルコール度数も高めなので、心も体もあたたかい幸せな気分に満たされるだろう。

ベアードビール/ジュビレーションエール

テイスティング

甘酸っぱいレーズンやイチジク、シナモンの香り
ファーストアタックはイチジクやプルーンのようなフルーティーさ、後から焦がしたモルトの苦味とコク。
モワッと細かい泡。
フルーティーなブラウンエール。
美味しい。
とても良くできている。
今回同時にこれとサンクトガーレンのウィンターフルーツタルトエールを飲みましたが個人的には味わいの甘さが控えめでコクのあるこちらに軍配。

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