「こくりつ」なのかと思ったら「くにたち」だったブルワリー。
穀物感とホップ感が面白いビール。
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ビアデータ
ビール名：秋のあわい take.2
生産地:日本 東京都国立市
生産者：KUNITACHI BREWERY
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20)：
モルト:Pilsner Malt、Vienna Malt、Crystal Mahogany、Special B、Wheat Malt Light、Oat Malt、Crystal Ebony、Wheat Malt Black
ホップ:Mosaic Cryo、El Drado、Hallertau Blanc、Hüll Melon、Heracles、Columbus
タイプ:アメリカンベルゴスタイルエール
価格:770円
ブリュワリー
古代から現代へと連続する時の流れの中で、果敢な挑戦や冒険こそが人の“文化”を築いてきました。
くにぶるは、一度に1,000Lのビールを醸造できる大型設備と、200Lのビールを醸造できる小型設備をそれぞれ備える、ClassicalなスタイルとExperimentalなシリーズに挑戦できるブルワリー。
半永久的にビールをつくり続けることができる設備や環境を整えています。
醸造家や多様な分野における職人や匠とのコラボレーションを重ね、“ビール文化”を次世代へ繋いでいくことを目指して、未来の醸造家たちの挑戦と冒険を讃えていきます。
1979年、くにぶる醸造長の斯波克幸は、国立市の中心を横切るJR南武線・谷保駅から徒歩数分、住所においては府中市で生まれ育ちました。
音楽の道を志す、お酒の飲めない青年でした。
やがて「文化はどこからはじまって、続いているのだろう」という興味から、日本の歴史を遡って調べていくうちに“発酵”文化に、そして全ての興味関心は“ビール醸造”に集約されていきました。
静岡市のブルワリー『AOI BREWING』で3年間醸造士として働き、1年間は醸造長を務めた後、国立駅舎が再築され新しく生まれ変わった2020年に国立へ再び戻り、くにぶるの醸造長になりました。
このビールは
モノとモノ、概念と概念のあいだを意味する古語「あわい」。
「夏から秋、秋から冬」を意味する「秋のあわい」は、ベルギーとアメリカ2つの国のビールのあわいを表現できるビアスタイルのAmerican Belgo Styleです。
今回のメインホップはMosaic、El Dorado。そしてHull MelonとHallertau Blancを先の2つのホップを引き立てるように使っており、アロマフレイバーはメロン、赤系ベリー、プルーン、レーズンなどのドライフルーツ様、マンゴーやパパイヤ、焙燥、焙煎された麦芽のカラメル感、Belgian酵母由来のクローブ様が一体となって感じられ、それらが温度変化で滑らかに移り変わります。
KUNITACHI BREWERYではAmerican Balego Styleのビールを今までにもつくってきていますが、「秋のあわい」は麦芽、ホップ、酵母という主原料のあわいを表現することを特に意識していて、麦芽の豊かな風味と華やかなアメリカンホップ、特徴のあるベルジャンイーストの香りのまとまりを楽しめるビールを目標に仕上げています。
テイスティング
濃いブラウン。
香りに焙煎感は無く、むしろ柑橘系のホップ。
苦味は結構あり、味わいは穀物感。
香りと味わいの穀物感の比率が全然違くて面白い。