飲んだワイン ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト/パヴィヨン・デュ・ラック ボルドー ブラン2022 7点

久しぶりに飲んだドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト。
ソーヴィニヨンブランが9割くらい使用されている。
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ワインデータ
ワイン名:Pavillon du Lac Bordeaux Blanc
生産地:France > Bordeaux
生産者:Dom. Barons de Rothschild (Lafite) (ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット))
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン), Sémillon (セミヨン)
スタイル:White Wine
ワイナリー
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)ラフィットの物語は、まさにその土壌にしっかりと根を下ろした一族の物語である。
ジェームス・ド・ロートシルト男爵が1868年にラフィットを手に入れたとき、シャトー、テロワール、そしてワインはすでに語り継がれていた。
13世紀に初めてワイン生産者として注目されたシャトーは、1855年にプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの地位を獲得した。
1234ワイン生産者として初めて注目される。
1855ラフィットがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセを獲得。
1868ジェームス男爵がラフィットを取得。
男爵がシャトーに到着して以来、長い年月の間–それはやがて数十年になり、数世紀にもなった–、彼の子供たち、その子供たち、そしてその子供たちが、激動と達成の両方を通してシャトーを管理してきた。
「フィロキセラ危機から世界大恐慌まで、平和な時代も戦争の時代も、ラフィットは自然界に対する独自の証を示すヴィンテージで、その年ごとの物語を語り続けてきた。」
「私たちは常に、個性豊かで大きな可能性を秘めたテロワールを発見することを追い求めています。」
過去60年にわたり、DBRのファミリーは成長を続け、新たなシャトーを地域内に迎え入れ、コルビエール渓谷ではワインを生み出し、ボルドーワインのコレクション「レ・レジェンド・R」を展開。さらにその活動は世界へと広がり、チリ、アルゼンチン、中国にも拠点を構えるに至りました。
すべての畑、すべてのセラーにおいて、自然と手を取り合うようにして働くという同じ精神を受け継いでいます。
共通するひとつの目標、それは──私たちのワインが持つ本来の個性を、余すところなく表現することです。
1962年
・シャトー・デュアール・ミロン(ポイヤック、フランス)
1984年
・シャトー・パラディ・カスイユ(アントル・ドゥ・メール、フランス)
・シャトー・リューセック(ソーテルヌ、フランス)
1988年
・ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス(チリ)
1990年
・シャトー・レヴァンジル(ポムロール、フランス)
1999年
・ドメーヌ・ドーシエール(コルビエール、フランス)
・ボデガス・カロ(メンドーサ、アルゼンチン)
・レ・レジェンド・R(ボルドー、フランス)
2008年
・ドメーヌ・ド・ロン・ダイ(山東省、中国)
この伝統を受け継ぐ第六世代の一員として、サスキア・ド・ロスチャイルドは、私たちが長年大切にしてきたサステナビリティへの取り組みをさらに前面に押し出しています。
私たちは今、ブドウ畑とそれを育む土地の未来を、現在の私たち自身の手に託しています。
それは、醸造家やブドウ樹、ワインだけでなく、地球全体の環境がこれからも豊かに生き続けていけるようにという願いを込めてのことです。
このワインは
―ラフィット・ロートシルト家の芸術的挑戦の結晶――
何世代にもわたり、ラフィット・ロートシルト家は特定のテロワールが持つ唯一無二の個性をいかにして最良のかたちで表現するかを追い求めてきました。
ボルドーの美しい丘陵地帯には、多様な土壌のモザイクと名高いブドウ品種が織りなす、まさにワイン造りに理想的な舞台が広がっています。
自然が創造し、変化していく様子を静かに見つめることは、常に一家の革新の精神にインスピレーションを与えてきました。
そして今、その芸術は新たなステージへ。
豊かな経験と謙虚さを携え、究極のバランスを目指した珠玉のワイン・コレクションとして、「パヴィヨン・デュ・ラック」が誕生しました。
このワインは、偉大なヴィンテージにおける最高のボルドーアペラシオンを忠実に映し出したものであり、ラフィット家のシグネチャーである、洗練されたエレガンスと味わいの精密さを余すところなく表現しています。
テイスティング
澄んだ淡いレモンイエローの色調です。
透明感がありながらも、わずかにゴールドがかった光沢を帯びており、若々しさと清涼感の中に、繊細な奥行きを感じさせる美しい外観です。
香りは非常に爽やかで、最初に立ち上がるのはレモンや青リンゴといったフレッシュな果実のアロマ。
その奥からは、グレープフルーツの皮のようなほろ苦さを感じる柑橘系のニュアンスとともに、ほんのりと芝や草花を思わせるグリーンなトーンが現れます。
さらに時間の経過とともに、はちみつやレモンキャンディのような、甘酸っぱさと柔らかさを持ち合わせた香りが広がり、シンプルながらも自然の美しさを感じさせるアロマが印象的です。
口に含んだ瞬間、青リンゴやレモンのフレッシュな果実味が広がり、そこにみかんのような優しい甘みがふわりと寄り添います。
しっかりとした引き締まった酸がワイン全体の骨格をつくり、ほどよいアルコール感が厚みをもたらしています。
味わいは軽快で爽やか、それでいてふくよかさも備えており、口中に広がるミネラル感が清々しい印象を残します。
余韻にはシトラスのピールや白い花のニュアンスが優しく残り、非常にバランスの取れた仕上がりとなっています。