今は醤油は作っておらず味噌がメインの五味醤油とのコラボビール。
いつもの様に酸がしっかり。
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ビアデータ
ビール名:Off Trail Sleeping Dragon
生産地:日本 山梨県
生産者:FAR YEAST
アルコール:7.5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:ゴーゼ
価格:770円
ブリュワリー
ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。
1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。
このビールは
イノベーティブなビール造りに挑戦するブランド『Off Trail 』より、山梨県甲府市の味噌醸造、五味醤油株式会社とコラボレーションした『Off Trail Sleeping Dragon(オフトレイル スリーピング ドラゴン)』を2023年8⽉29⽇(火)より限定販売いたします。
■ 味噌×クラフトビールの異色コラボ作が誕生
山梨県甲府市の五味醤油は、明治元年の創業時から木桶仕込みの天然醸造で甲州味噌を作り続ける老舗企業です。
今回、ともに”発酵”をテーマに山梨県内に拠点をおく会社同士の初コラボレーションが実現、味噌×クラフトビールという異色コラボ作が誕生しました。
『Off Trail』は、ビール酵母以外の微生物を活かしたバレルエイジング手法をメインに、「しっかりと舗装された道路」から一線を画し“Off Trail”=「舗装されていない道」を突き進むように、再現性のないユニークでイノベーティブなビールを造り続けるプロジェクトです。
今回は『Off Trail』ブランドとして初となるゴーゼ※に挑戦しました。
※ゴーゼとは、乳酸発酵で醸造し、塩を加えた、酸味と塩味の効いたビアスタイルです。
■味噌の酵素が糖分を食べ尽くした、キレキレの辛口バレルエイジドゴーゼ
ベースとなるビールは、赤ワインオーク樽で13ヶ月熟成したサワーブロンドエールのブレンドをチョイスし、醸造過程で五味醤油の味噌を加えました。
味噌に残った酵素が、ベースビールと味噌自身に残った糖分を食べることでさらに発酵が進み、想定よりもアルコール分が高くドライな仕上がりとなりました。
“Sleeping Dragon”とは、味噌のなかの酵素を眠っているドラゴンに見立てたネーミング。
味噌を加えたことで、目覚めてしまったドラゴン(酵素)が麦汁内の糖を食べ尽くし、かつてないほどキレキレのドライなビールが誕生しました。
ベースビールの酸味と味噌の塩味のバランスが良く、白ワインのようなフルーツ感と『Off Trail』らしいファンキーさを感じる複雑な味わいを楽しめます。
『Off Trail Sleeping Dragon』は、8月29日(火)12:00よりFar Yeast Brewing 公式Web Storeで数量限定で販売開始。
公式Web Storeでのご購入分及び、全国のビアバー、飲食店、酒販店へ向けて、8月30日(水)から順次出荷を開始いたします。
テイスティング
濁り黄金色。
いつものオフトレイル臭。
酸味を物凄く想起させる香り。
オフトレイル一族の中では思ったよりも酸は穏やかだが、いつも通り歯が解けそうな酸は味わえる。
余韻の短さがそう感じさせるのかもしれない。
味噌…を探すと、後味の最後の最後に旨味があるような無いような。