友人の外人忍者が海外のオークションで競り落としてきてくれたので非常に状態が良かったラ・ロマネです。

かなり状態が良かったので、一緒に飲んだアンリジャイエのクロ・パラントゥーと張り合えるくらいしっかりと主張のあるワインでした。
いいワインの競合を楽しめたのは私の様なジジイにとって冥途の土産。

 

ワインデータ

ワイン名:La Romanée Grand Cru
生産地:France > Bourgogne > Côte de Nuits > Vosne Romanée
生産者:Bouchard Père & Fils (ブシャール・ペール・エ・フィス)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

1731年ボーヌでミシェル・ブシャールによって設立されたブシャール・ペール・エ・フィスは、ブルゴーニュで最も古いワイン会社の1つで、3世紀と9世代にわたり伝統を永続させています。
1775年ジョセフ・ブシャールは、ヴォルネーで最初のブドウ園である有名な「カイユレ」を取得しブドウ畑を開発し始めました。

フランス革命の間、聖職者と貴族に属する財産は没収され、売却されてしまいました。
ジョセフの息子、アントワーヌ・フィリベール・ジョセフ・ブシャールは、有名な「「ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズュ」を含むボーヌのブドウ園の所有権を拡大する機会を掴みました。

1820年ベルナルド・ブシャールは、15世紀にルイ11世によって建てられた元王室の要塞であったシャトー・ド・ボーヌを購入しました。
要塞の5つの元の塔のうちの4つ、そして城壁の一部は今日でもまだ健在であり1937年以来フランスの歴史的建造物のリストに載っています。

セラーはブシャール・ペール・エ・フィスの上質なワインに理想的な自然の保存条件を提供する深い地下を走っています。
最大10メートルの深さがあり、そこでワインは成長し何物にも邪魔されません。
これらには、19世紀の2,000本以上の希少なワイン・コレクションが含まれています。
貴重な歴史的遺産、その筆頭として最も古いワインであるムルソー・シャルム1846はまだその輝きを保っています。

1731年以来、ブシャール・ペール・エ・フィスはブルゴーニュのテロワールの特徴を表現しようと常に努力してきました。
多くの経験を積んだ同社の設備は近代化してきましたが、伝統に忠実であり常にその環境の美しさと時代を尊重します。
テロワールの表情や、細部への細心の配慮、創造性への純度は、すべて会社価値の一部です。
ブシャール・ペール・エ・フィスは伝統と革新性を兼ね備え、永続するブドウ園とヴィンテージのそれぞれの個性を引き出し、それぞれの個性と魅力を持つ絶妙なワインを芸術作品をに高めようと努力しています。

このワインは

それはもともと6つの小さな区画で構成されていました。
その面積は、1ウーヴレと記載されるブドウ畑または地名オー・エシャンジュにある1ジャーナルまで様々でした。
1512年のサン・ヴィヴァンの管財書類は「この土地はムッシュ・ド・ファンジェに属しています。そして他の何人かの所有者が居ます。」と告げています。
少なくとも16世紀末から現在のラ・ロマネは、その名前が何世紀にもわたって変化している区画から成っていました。

1602年エ・エシャンジュ
1664年エ・エシャンジュ、オ・サンティエ・デュ・プレトレ
1769年オー・センティエ・プレトレ(リシュブールとロマネ・コンティを分ける道の名前)またはオー・ドゥシュド・ラ・ロマネ
1771年エシャンジュ
1760年に作られたロマネ・コンティの地図は、2つのブドウ畑を隔てる道のすぐ西にあるラ・ロマネになる6つの区画を示しています。
1790年公式文書では、これらの区画のうち2つを「エ・ラ・ロマネ」と呼んでいます。
1794年他の小区画を売却したことに関連する別の文書は、ここでもまた「デ・シャンジュ」を表記しています。
しかし、この区画が1815年に継承されたとき「エ・ラ・ロマネ」と呼ばれていました。
1791年10月にヴォーヌのコミューンは14のセクションに分割されました。
オー・エシャンジュの6人の所有者はリシュブールに統合されました。
1815年から1826年までの間、ルイ・リジェ・ベレール将軍は6つの区画を取得し、1827年にそれらをラ・ロマネと呼ばれる単一の区画として登録させました。
フォレ家はその区画のブドウを手入れし、1991年までワインを造っていました。
オーナーの死後にカノン・ジュスト、ルイ=ミッシェル・リジェ・ベレールが徐々にドメーヌの管理を引き継ぎました。

テイスティング

イメージは代々続く貴族の当主。
女性の友人忍者は貴婦人と表現していたので、飲む人の性別によって違うのかもしれませんが、厳粛なイメージです。
貴族と言っても驕った感じではなく芯が通った一本。
熟成したピノのダシ系の香りと味わい。
ジャイエのクロパラントゥーと飲み比べても中々いい勝負をする。
状態が良く非常に優秀。

飲んだ日:2015-12-19
飲んだ場所:ル・ジャルダン
価格:85,000円

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