持ち込みワイン会で最初に飲んだワインであるフランク・ジュイヤールの地方名白。

お値段の割に樽感もあり、酸もあって悪くはない。
ゆっくり飲むと粗は出てきますが、シェアして100mL位ならば丁度美味しく飲み終わる。

ワインデータ

ワイン名:Bourgogne Blanc
生産地:France > Bourgogne
生産者:Dom. Franck Juillard (ドメーヌ・フランク・ジュイヤール)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

*海外にも良い情報が無い為インポーターのフィネスより引用
フランク ジュイヤール氏は1970年、ボージョレの優れた造り手であるミッシェル ジュイヤール氏の長男として生まれ、14歳から醸造学や農業学を勉強しながら父親のワイン造りを手伝い、
1992年に独立しました。
最初はジュリエナ、ボージョレ ルージュ、ボージョレ ブランの合計3.5haほどの畑から始め、ネゴシアンに樽売りされておりましたが、少量のみ瓶詰されていた物をインポーターが輸入し始めました。
現在は引退した父親の畑も譲り受けて約9haの畑を所有し、良質のワインを造り続けています。
シャルドネ種はギュイヨ整枝で粘土石灰質土壌、ガメ種はゴブレ整枝でワインにフルーティさを与える砂地やクオリティを高める粘土質の腐植土と白土、ミネラルを与える砂利質、骨格を与える花崗岩質の畑で育てられ、葡萄に様々な要素を与えています。
また、パリサージュ(葡萄の枝を支柱、金網などに固定する作業)により畑の風通しを良くしたり、日差しが強過ぎる時はあえて除葉せずに葡萄が焼けるのを防ぐなど、質の良い葡萄を収穫するために努力しています。

収穫は全て手摘みで行われ、選別作業により腐敗した葡萄、未成熟な葡萄は取り除かれます。
醗酵は基本的にこの地区特有のマセラシオン カルボニック(炭酸ガス浸漬)ですが、それに加えて果帽の上に金網を乗せて、その重みで果帽を果汁中に完全に浸し、炭酸ガスの発生を制限して色素やタンニン、旨みを最大限に引き出す方法(グリヤージュ)により、フルーティでありながら味わいと色の濃い、骨格のあるワインが出来上がります。

このワインは

シャルドネ種100%。AOCの「Saint-Véran(サンヴェラン 」を名乗ることができる「LaPlanchette(ラ プランシェット)」という区画の葡萄をフィネス専用に格下げしてブルゴーニュブランとして醸造したワイン。
葡萄の木は1953年に植樹され、土壌は粘土石灰質になります。
標高の高い場所で栽培されているシャルドネ種の為、コート ドールの白ワインのような肉厚さはありませんが、瑞々しくフレッシュな酸味と果実味があり、軽めできれいにまとまっています。

テイスティング

黄金色。
樽が結構利いています。
柑橘系と蜂蜜の香り。
香り自体は長くは続かないのが地方名の悲しい所か。
ただお値段の割には悪くない。

飲んだ日:2020-03-07
飲んだ場所:ピアット デル ベオーネ
価格:2,500円
インポーター:フィネス

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