ややピークを過ぎたように感じたダルマジ。
「なんてことを!」(How dare you)みたいな意味のピエモンテ語がワイン名。
ピエモンテ語は他にも特に美女を見たとき男性が発する言葉で「マブい」「ハクい」「イケてる」といった意味フェラーリの人気車「カウンタック」(現地発音的にはクンタッシュ)などが有名ですね。
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ワインデータ
ワイン名:Darmagi
生産地:Italy > Piemonte
生産者:Gaja (ガヤ)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ), Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
ジョバンニの息子、アンジェロ(今日のアンジェロ・ガヤの祖父)は、野心とビジョンに恵まれていました。
1905年に結婚したクロティルデ・レイは、彼にインスピレーションを与え、それ以来ガヤ家が守ってきた伝統である「妥協のない品質への完全な献身」を確立しました。
アンジェロとクロティルデの息子、ジョヴァンニは、両親が設定した高い基準に従い続け、イタリア全土で有名なバルバレスコを生産しました。
ワイナリーの旗艦であるバルバレスコのおかげで、ガヤはイタリアで指導的地位を獲得しました。
ジョヴァンニはブドウ畑の保有量を増やし、ソル・ティルディン、コスタ・ルッシ、ソル・サン・ロレンソ、ダルマージを買収し、それによってガヤ家は独自のブドウ園から最高品質のワインを独占的に生産できるようになりました。
ジョヴァンニの息子アンジェロは、1961年にワイナリーに参加し、ランゲの伝統に対する敬意と、ブドウ畑とセラーでの大胆な革新を結び付けました。
彼はまた、ガヤを海外市場に紹介しました。
アンジェロは、妻のルシアと、5代目を代表するガイア、ロッサナ、ジョヴァンニの3人の子供と一緒にバルバレスコに住んでいます。
彼の妻ルシアは、ガイアとロッサナと働いています。
今日、ガヤはバルバレスコ地区(バルバレスコとトレイソ)とバローロ地区(セッラルンガ・ダルバとラ・モッラ)に250エーカーのブドウ園を所有しています。
1994年トスカーナで最初のワイン農園、モンタルチーノのピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータを買収しました。
敷地67エーカーのブドウ園は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・スガリーレイ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・レイニーナの3つのワインを生産しています。
1996年カスタニェート・カルドゥッチのコミューンのボルゲリ地区にある、トスカーナ州のカマルカンダにある2番目の物件を購入しました。
メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シラー、サンジョヴェーゼの新しい植林地は250エーカーに及びます。
生産されるワインは、プロミス、マガーリ、カマルカンダです。
2000ヴィンテージは、これらのワインの最初のリリースです。
グイド・リベラはガヤ、ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ、カマルカンダの3つのエステートすべてのワインメーカーです。
下段左端。
このワインは
アンジェロ・ガヤは、バルバレスコの町に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンから作られた1985年(1982年ヴィンテージも)でこの歴史的なワインを初めてリリースしたとき、ピエモンテ・ワインの世界観を永遠に変えました。
伝説によるとガヤがピエモンテの伝統的なネッビオーロのブドウ園にカベルネ・ソーヴィニヨンを植えたことを知ると、「なんてことを!」(ピエモンテ語でダルマージ)と言ったそうです。
伝統と先祖への敬意により、若いガヤはこのワインをダルマージと呼ぶことにしました。
これは彼の家族のワイナリーへのオマージュであり、未来を見据えての事です。
テイスティング
濁り。
香り的にはギリギリかなと思うようなやや枯れた香り。
深みはなくなり酸が出ている。
アルコールはまだしっかり。
故にちぐはぐな印象を受ける。
ピークアウトした感じがある。
飲んだ日:2020-02-23
飲んだ場所:ワインマーケットパーティー
価格:20,000円