飲んだワイン シャトレーゼベルフォーレワイナリー/プティジョア2021 7点

山梨県が誇るデザートの名店シャトレーゼが力を入れているワイナリー。
フラッグシップの「トロワ・ジョア」のセカンド的ワイン。
以前も飲みましたが、機会があったのでまた飲んでみました。
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ワインデータ
ワイン名:Petit Joie
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:株式会社シャトレーゼ
品種:Merlot (メルロ), Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Petit Verdot (プティ・ヴェルド)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
1985年(昭和60年)に雪印乳業(現在は雪印メグミルク)が国産ワインの製造拠点として北巨摩郡双葉町(現在は甲斐市)に雪印ベルフォーレとしてオープン。
雪印ブランドのワインを製造していたほか、見学施設を設け試飲・試食もできるようにしていた。
一方、菓子製造販売会社のシャトレーゼも2000年(平成12年)にワイン事業に進出し、創業地でもある東山梨郡勝沼町(現在は甲州市)の旧本社を改築し、勝沼ワイナリーとしてオープン。
シャトレーゼの直営店向けにワインの製造を行うようになる。
この頃雪印では雪印集団食中毒事件や雪印牛肉偽装事件など不祥事が相次ぎ、2002年11月に雪印乳業はシャトレーゼに全株式を売却。
勝沼ワイナリーと統合しシャトレーゼベルフォーレワイナリーに商号変更した。
2010年(平成22年)にシャトレーゼが持株会社化し、シャトレーゼホールディングスの傘下に入った。
このワインは
山梨県にある自社農場のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローなどをフレンチオーク樽でゆっくり熟成しました。
穏やかな樽香とカシスなどの黒い果実の香りが広がり、渋みや酸味も程よく滑らかな熟成感のある赤ワインに仕上げました。
テイスティング
美しいガーネット色が広がり、しっかりとした深みのある輝きが目を引きます。
透明感のあるエッジが優雅に映え、熟成のポテンシャルを感じさせる色調です。
時間の経過とともに、さらに落ち着きのある色合いへと変化していくことでしょう。
最初に感じるのは、カシスやブラックベリーといった黒系果実の豊かなアロマ。
フレッシュな果実の香りとともに、心地よい樽のニュアンスが広がり、バニラやほのかにスモーキーな要素がアクセントを添えます。
土やミネラルの印象も奥行きを加え、時間とともに香りがより開き、複雑さを増していきます。
口に含むと、しっかりとした果実の厚みが広がり、カシスやブラックベリーのジューシーな味わいが楽しめます。
アタックは力強く、それを支えるなめらかなタンニンが心地よい骨格を作り上げています。
酸味は程よく、全体のバランスを整えながら、優雅な余韻へとつながります。
熟成のポテンシャルを秘めた味わいで、今楽しんでも素晴らしいですが、さらに時間をかけることでより深みを増していくでしょう。
飲んだ日:2024-12-14
飲んだ場所:オアシス
価格:3,300円