飲んだワイン メゾン・エルヴェ・ケルラン/アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ2022 7点

最終更新日

フランスの結構有名なネゴシアンらしい。

このアリゴテは自然派っぽくなく、飲みやすい。

 

ワインデータ

ワイン名:Aligoté Vieilles Vignes
生産地:France > Bourgogne
生産者:Maison Hervé Kerlann (メゾン・エルヴェ・ケルラン)
品種:Aligoté (アリゴテ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

ワインへの情熱と起業家精神:2つの家族の柱
エルヴェ・ケルランは子供の頃、リブルヌのケ・デュ・プリウラで過ごした時間を今でも覚えている。
彼の母方の曽祖父アントワーヌ・シェーズは、コレーズの商人仲間(ムエックス、ボリー、マヌー…)と同じように、非常に発達した企業家精神を持っていた。
そして彼らと同様、彼はワイン商であると同時に地主でもあり、約100ヘクタールのブドウ畑といくつかの有名なドメーヌを所有していた。
エルヴェの父、シャルル・ケルランもまた、その地理的な出自から影響を受けた。
この優秀な公共事業技師は、建築家であると同時に冒険家でもあった。
偉大な旅人であり、常に世界の隅々にまで使命を帯びていた彼は、海を越えた発見への嗜みと、世界を理解し、そして何よりも世界を変えたいと願う人々に不可欠な科学的厳密さをエルヴェに伝えた。

父が働いていたモロッコで1953年に生まれたエルヴェ・ケルランは、父が義理の両親が経営するワイン商ペイラ・シェーズを引き継いだ1957年にリブルヌにやってきた。
エルヴェが11歳の時に母親が早くに亡くなり、1976年には一族のネゴシアンが再販された。

ケベックから…
文化的開放の激しい時代、世界を発見したいという願望は憂鬱よりも強い。
英語とコミュニケーションを学んだエルヴェ・ケルランは、学士号を手に1977年にケベックにやってきた。
夏は映画編集者、冬は一族の伝統であるワイン販売の仕事を両立させながら、10年以上ケベックに滞在した。

ブルゴーニュへ
1988年、20世紀末にアジア太平洋地域が大きな経済的役割を果たすことを予期してバンクーバーに移り住み、最初は地元のセールスマンとして、そして1991年にフランスに戻ってからはブルゴーニュの高級メゾンの輸出マネージャーとして、100%ワインに専念した。
アジアへの輸出がまだ少なかったこの銘醸地に惚れ込み、1993年、そのスキルを活かしてダイレクト・ドメーヌ・ディストリビューションを設立した。
今日、この小さな会社は、アジアへの高級ブルゴーニュワインの代理販売におけるリーダーの一人である。

このワインは

年間生産量:5,000本
土壌:粘土泥灰土
平均樹齢:60年
ロケーション:畑はピュリニー・モンラッシェ村の隣、コルセル・レ・ザールにある。

醸造
伝統的な発酵。
圧搾、搾りかすの低温清澄、18℃の低温発酵。
18℃に温度管理されたステンレスタンクで低温発酵。

熟成
フレッシュさを保つためにステンレスタンクで熟成。
タンク内で攪拌しながらワインに栄養を与える。
マロラクティック発酵が完了する。
少量のSO2を使用し、精密ろ過を行い、ワインを瓶詰めする。

テイスティング

鮮やかな黄緑色の輝きを持ち、視覚的に非常に爽やかな印象を与えます。
透明感があり、軽やかさとフレッシュさを感じさせる色調が特徴的です。
この色合いは、しっかりと管理されたブドウの成熟と丁寧な醸造を思わせます。
香りは繊細でありながら多層的です。
青リンゴのフレッシュな香りを中心に、チェリーやマスカット、未熟なピーチといった果実のニュアンスが広がります。
さらに、白い花の華やかなフローラルな香りや、濡れた石のようなミネラル感がアクセントを加え、全体にバランスの良い印象を与えています。
これらの香りは軽やかで心地よく、フレッシュさを際立たせています。
口に含むと、まろやかな酸味が青リンゴやレモンのフレーバーとともに広がり、フレッシュで飲みやすい印象を与えます。
軽やかなボディが爽快感をさらに引き立てます。
微かな渋みが味わいに複雑さを加え、フィニッシュには心地よいミネラル感が残ります。
余韻は中程度の長さですが、そのバランスの良さが飲む人を引きつける要素となっています。

飲んだ日:2025-01-02
飲んだ場所:switch
価格:1,800円
インポーター:モトックス

wineninja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする