コロナ渦になり、不定期営業かつ短時間営業となったため、訪問ハードルは比較的高めなお店。
こういうお店しか目新しいところが残っていないので、今日は開店してて良かった。
公式Twitterでちゃんと営業するのかをチェックした方が良いお店。
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場所は校成病院近くの大通り沿いですが、車で走っていたら簡単に通り過ぎてしまうところにある狭いお店。
12時開店に合わせ11時45分に到着すると既に前に7人待ち。
1回転が7人とのことでギリギリ開店同時入店はできず。
店内は店員2人の為、マンパワーを割くことがでないようで前の客が出たら勝手に入るように指示されます。
入店までは椅子に座ってなさいと言われたので壊れそうな椅子に座ったら既に後ろに10数名の行列。
通行人の好奇な目で見られながらの羞恥プレー。
メニュー
なんとか12:20頃に入店。
メニューは極めてシンプル。
中華そば、味玉中華そばオンリー。
食券ではなく、カウンター越しに前払い制を取るため、おつりが出ないように味玉中華そば1,000円を注文。
着丼は遅いか。10分程度は待つ。
1度に作るロットは4杯まで。回転もあまりよくない印象。
煮干しの強い香りは店内を占めている。
味玉中華そば1,000円
ここの売りはチャーシューらしく、持ち帰りもできる。
薄切り低温調理気味のチャーシューだが、外側はしっかり炙り、香ばしい香りと共に、噛み応えのあるしっかりした赤身肉。
ホロホロ角煮とは真逆。
味玉も美味しゅうございました。
スープは中々の煮干し香がする。
一口飲むと煮干しのエグさを極力抑えた香りが口腔内に充満。
ビールで言うと一番搾り。
1番麦芽しか使いませんみたいな感じで、煮干しの苦味と旨みはしっかりあるが、その後の下手に処理するとエグ味に変わる部分がすっかりない。
トップの煮干しはすぐに抜け、ミドルは急にすっきり視界が晴れる。
清湯スープというべきか、鶏ガラに野菜系の煮汁ベースに醤油。
カエシは控え目ですっきりした醤油風味。
煮干しはエグ味をどう処理するかが大事だと常々麺部の部長からは言われていたが、なるほどミドルに煮干しを到達させなければここまですっきり飲めるのかと感嘆した。
麺は細ストレート麺。
加水率は低めでパスパス歯で切れる。
比較的緩めの茹で加減で、硬めに慣れた私には茹ですぎじゃないかと思ったが、時間が経ってもそこまで延びきらず、おいしく頂けた。
久しぶり美味しい煮干しでござんした。
さっぱりしてたものの、食べ終わった後のマスク内は煮干しでいっぱい。
余韻に煮干しの苦味がまだあるが、悪い気はしない。
短時間営業は訪問のハードルが高いが良店ではなかろうか。