日本のビールのトップ群の一つ伊勢角屋が創立24周年に発売したのがこの復刻ビール。

24年前にこの苦味とどっしり感を日本で出していたと思うと中々すごい。

ビアデータ

ビール名:BACK TO THE 1997 PALE ALE
生産地:日本 三重県伊勢市
生産者:ISE KADOYA BREWERY
アルコール:5%
IBU(苦さ 平均15~20):35
モルト:
ホップ:カスケード
タイプ:ペールエール
価格:550円
インポーター:

ブルワリー

大正時代より始めた味噌醤油醸造を背景に、1997年、クラフトビールに挑戦いたしました。 『伊勢から世界へ』『世界のビールファンを唸らせる』といった合言葉のもとに、 世界が認めるビールをつくることを誓い、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」の醸造をはじめました。
2000年にJapan Beer Cupで金賞を受賞したのを皮切りに、2003年には日本企業で初めてとなるAIBA金賞とベストオブクラスウイナー賞を受賞し、その後も、WBC、BIIA、WBA、IBAなど多くの国際大会で受賞を重ねることが出来ました。

この間、いろいろなシーンで、皆様方にお支えいただき、励まして下さいましたことを本当に有難く思っています。
おかげさまで、「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」は国内の多くのクラフトビアバー様、酒販店様でお取扱い頂いております。
「伊勢角屋麦酒おいしいね」と言ってくださるファンの皆様方のご期待に沿えるよう、これからも自らに高いハードルを課し、地道な作業と、弛まぬ挑戦を続けていきたいと思います。

このビールは

ペールエールを復刻するにあたって、大変楽しみにしております。
伊勢角屋麦酒というのは、ペールエールで歴史が始まって、ペールエールで自分たちのブランドを作ってきたと言っても過言ではありません。
1997年に初めて仕込んだビールがペールエールでした。伊勢角屋麦酒は早い段階から「世界大会で金賞を取れるビールを造ろう」という想いでやってきて、その想いが初めて2003年に実り「Australian International Brewing Awards」で金賞を受賞したのがペールエールです。
そして現在、”ビール界のオスカー”と言われる「The International Brewing Awards」で金賞を2連覇しているのもペールエールです。
こう言うと、今まで一貫して同じものを造ってきたように聞こえますが、私たちは「今できる最高のものを造ろう」ということが社風となっています。
なので、このペールエールも、金賞を取ってからも常に細かくレシピが変わり続けてきました。
そういった意味で考えると、1997年当時に造ったペールエールと今のペールエールは随分違うものになっています。ですから、当時のペールエールを復刻して手にできることは楽しみでもあり嬉しく思っています。

2021年4月で伊勢角屋麦酒は24周年を迎えます。
24年間でペールエールのレシピも大きく変わりました。最近の流行として香りの華やかさ、飲み口がライトであることが重要視され、ペールエールも時代に合わせてホップやモルトの使い方を変えてきました。
一方で、従来からのお客様から昔のようなしっかりとしたペールエールが飲みたいという声を多くいただいております。
そこで、周年祭では新旧のペールエールを飲み比べていただき、味わいの変化(進化?)を体験していただきたいという思いで醸造しました。

メインのホップはCascade(カスケード)を使用し、グレープフルーツ、フローラルな香りが特徴的です。
Cascadeは、アロマホップの代表であり、1972年にアメリカでリリースされ、それまでのホップとは一線を画した華やかな香りは「アメリカンホップ=華やかな香り」というイメージを創りあげました。
モルトについて、クリスタルモルトとチョコモルトをブレンドし、華やかな香りの中にモルトの風味もしっかり感じられます。
上品な香りとモルト感が楽しめるバランスの良いペールエールです。

長年ご愛飲いただいている方には、Cascadeの香りが懐かしいと感じていただけるかもしれません。
香り付けはCascadeだけですので、現在のペールエールとホップの違いがはっきりと感じられます。
モルトキャラクターもしっかりと楽しんでいただける、味わい深く飲み応えあるペールエールです。
ラベルは500mlビンで発売していた頃のものを再現してみました。

テイスティング

ブラウン。
苦味を想起させるホップの香り。
ローストしたモルトの味わいにやや強めの苦味。
どっしりとした味わい。

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